\Tシャツ欲しいな~と思ったら!/
2019年10月31日に
火災で焼失してしまった首里城の正殿。。。
いやー、あれは本当に悪夢のようでしたよ。。。
炎に包まれる首里城を見た沖縄県民の心は多分今も傷ついたまま、
癒されていないと思います。あれは地獄でしたよ。。。
あれから2年経つんですね。。。
現在、首里城再建に向けて準備が進められています。
首里城正殿の屋根を支える小屋梁の材料として、
古くから琉球建築の建材として使われてきた
ブナ科コナラ属の常緑高木、オキナワウラジロガシが採用となって、
その候補木が沖縄本島北部の国頭村(くにがみそん)と石垣島に生育しているものが選ばれているんですが、
地元の新聞に地域住民が反発しているといいますー
何故反発してるんでしょう?
新聞に書いてあることが意味不明で
よくわからなないんですよねー
実はボクは首里城の再建に反対している人間なんですけど
地域住民の方もボクと同じ理由なのかなーって思ったりしてますー
どうなんでしょ。
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首里城再建、屋根の小屋梁材料に石垣島のオキナワウラジロガシを採用予定
国、県、説明会 屋良部岳から調達 「強行するな」住民反発
引用 : 八重山毎日新聞10月9日号より
首里城正殿再建
2019年10月に火災で焼け落ちた首里城正殿の再建に向けて首里城復元事業実施主体の内閣府沖縄総合事務局と管理者の県による住民説明会が8日夜、崎枝公民館(石垣喜幸館長)で地域住民や田畑所有者らを対象に行われた。復一元には屋良部岳に自生するオキナワウラジロガシを正殿の屋根を支える小屋丸太梁に利用する予定となっているが、住民からは
「住民の同意なしに強行することはやめてほしい」などの要望が相次いだ。
県によると正殿の小屋丸太梁に使用するオキナワウラジロガシは6本で、国頭村の3本と石垣市の5本の計8本から選別して使われる。石垣市での調達場所はこれまで公表されていなかったが、同公民館によると今年3月に石垣市から屋良部岳のオキナワウラジロガシを切り出すと伝えられて判明した。本数や切り出す場所など詳細な情報がなかったため、県に対し住民説明会を開くよう要望して いた。 首里城正殿の梁材に使う木は直径47cm、長さ7mの材が取れる必要があり、まっすぐで洞や腐朽がないものが求められている。 国や県は今年12月から来年2月にかけての伐採を予定しており、これまでに行った現地調査では19本の候補木が国立公園の第3種 特別地域内の屋良部岳で確認された。 環境省や市などと調整の上、環境対策や後継木とな るオキナワウラジロガシの苗木の植栽などの計画をまとめ、昨年9月には候補木 に針を刺して音波で樹木が 建材に適した状態か調べる 検査も実施しているが、今年3月以降、地域の反発を受けて9月27、28日に他の地域で候補木を調査。前勢岳周辺の万勢山林道や県営バンナ公園、名蔵ダム、平得大俣の県営林、野底林道 など複数箇所で実施したが、候補木は見つからなかった。 質疑では「集成材やほかの樹種、ほかの建材は使えないのか」といった質問が多く挙がったが、担当者は 「古文書にある通りのものをなるべく使うよう進めている」と説明した。 計画では後継木としてオ キナワウラジロガシを植林 することになっているが、 県の説明で地元に苗木がないことも分かった。住民からは「琉球王府には人頭税で宮古・八重山の人が苦しめられた。われわれが説明会を要望しなければだまって伐採したのではないか」「情報公開請求したが、黒塗りの状態。伐採する木を公開して市民の意見を問うべきだ」「イノシシのエサとなっているドングリがなくなったら農地を荒らす可能性がある」「島内で5本しか見つからなかった貴重な木を切るべきではない」などの意見が上がった。 同公民館では今月中に臨時総会を開き、今後の対応を協議する。
9日に地元新聞が伝えた騒動なんですがー
ボクの読解力がないからなのか、
この記事、
全然意味が分からないんですよねー
何故、地域住民の方たちは反発されてるんでしょう。。。
そこが全然分からないんですよー
例えば、他県のテーマパークの建設のために、
そのテーマパークのシンボルツリーとして石垣島のこの地域の大木を数本いただきたい、
という話なら、他県の営利目的の施設のために、地元の大切な大木をなんで切らなきゃいけないんだ!!
ということで、地域の住民の方たちが反発されている、っていうんなら理解できるんですけど
今回は、沖縄県のルーツである琉球王国のお城を再建するために、
必要な大木を献上してほしい、っていう話ですよねー
自分たちの暮らしている地域の森の木が国のお城の材料として使われるとなったら
通常ならすごく名誉なことだと思うんですけど、地域住民の方たち、反発されているんですよねー
なんでなんでしょう。。。
沖縄本島と八重山は別、関係ない、っていう考え方もないわけではないんですけど
うーん、ここは沖縄県民としてひとつになってもいいよなーと思うんですよねー
ちなみに今回、切り出されようとしている木は、
首里城のこの部分に使われる材木となる予定ですー
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地域住民の方たちの具体的な反発の内容としてあげられているのが以下の4つです。
1 琉球王府には人頭税で宮古・八重山の人が苦しめられた。
われわれが説明会を要望しなければだまって伐採したのではないか?
この反発理由を見ますと、沖縄県のルーツにあたる琉球王国に反発しているんでしょうか?
令和の時代の反発理由に「琉球王府」が飛び出してきたのはちょっと理解に苦しみますよー
まーでも、そもそもこの候補木のある森は県有地なので、
説明会なしで木を伐採していたかも、というのはあったかもですね。
ただ伐採する際に木を重機で引きずったり吊り上げたりしなければならないはずなので
その重機の作業スペースなどが民有地にかかることがあるようなら、地域住民説明会は必要だったと思いますけどね。
今回開かれた説明会は、その類のものだったんじゃないかなーと思います。
2 情報公開請求したが、黒塗りの状態。
伐採する木を公開して市民の意見を問うべきだ。
情報公開されたものが黒塗りの状態、ってどの程度の黒塗りだったんでしょうね。。。
県有地の森の木を伐採するのに隠さなきゃいけない情報ってなんなんですかねー
謎ですよね。。。
この大木が首里城再建のために使われます! っていう感じで伐採される木が公開されるのは
悪い事ではないと思います。興味深いです。
3 イノシシのエサとなっているドングリがなくなったら農地を荒らす可能性がある
今回、伐採が予定される木と同じ種類の木がこちらになりますー
オキナワウラジロガシ ブナ科コナラ属の常緑高木ですー
いわゆるドングリの木なんですよー
でもオキナワウラジロガシのドングリはいわゆるドングリとはわけが違いますー
日本最大級のドングリです!!
デカっ!!
こんなに大きなドングリを実らせるとなると、
石垣島の野生のイノシシのエサが減るんじゃないかと心配になりますけど、
今回、石垣島のこの地域で伐採するのは5本のみですからね。
記事にもありますように、この地域で見つかった候補木は19本、
そのうちの5本だけの伐採なら素人考えでは大丈夫なんじゃないかなーって思いますー
候補木ほどの大木じゃなくてもドングリは実るでしょうし。。。
どうでしょう、イノシシ、満腹になりませんかねー
4 島内で5本しか見つからなかった貴重な木を切るべきではない
この件は間違っていますよね。
この地域で見つかった候補木は19本と書いてありました。
そして伐採予定なのが5本です。
この一文がなぜ記事に掲載されたのかが不思議ですー
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首里城再建に協力しようよ~!! 的な事書いてきましたが
そもそもボクは首里城再建に反対していますー
ここまで、散々、地域住民の方たちは何故反発するんだろう、
普通は協力する案件よねーみたいな感じで書いてきましたが、
ボクは首里城再建に大反対していますー
それは何故かといいますとー
首里城火災の原因を不明としたまま
調査を打ち切ったからですー
2020年1月29日、沖縄県警は「出火原因の特定に至らず、捜査を終結した」と発表したんですよ。
火元は正殿北東部で、電気系統のトラブルが原因とみられましたが、断定はできず。。。
首里城公園内の防犯カメラ68台の映像などから放火や重過失失火などの犯罪にあたる事実もないと判断し、
原因不明のまま幕引きしたんですよねー
首里城を全焼させておいて誰も責任を取らない、
というのは、ボクはどーしても納得が行かないんですよ
首里城火災の前は首里城は国が管理していた施設でしたが、県に管理が移行したんですよねー
国が管理していた時は城内でのイベントは不可でしたが、管理が県に移行してからはイベントが開催されるようになり
この火災があった時も首里城ではイベントの準備中だったんですよー
そのイベントで使用する電源の引き込みに不具合があって、火災が発生したとみられているんですよ。
火災原因不明で決着するなら、
誰一人責任をとる人がいないというなら
沖縄県知事が責任を取って辞職すべきだと思ってました。
でもそれすらもなく、その辺の事、うやむやにして、
首里城再建したらいいさ~!!
とやられても
ボクは全然乗っていけないわけですー
火災の原因をとことん究明して明らかにしなかったら、
再建した首里城、また燃えますよ!!
首里城はこれまで何度も火災で焼失してきた歴史がありますー
首里城の立地を見たら、とても消防を考慮した敷地じゃないんですよねー
城内に消防車が入っていける動線が無いんですよー
なので、ボクは首里城再建するだけ無駄、と思っているわけですー
火災はまたいつか起きて、そして起きたらまた全焼してしまうと思っているんですよー
だからボクは首里城の再建に協力しようとは思っていないんですよねー
今回首里城再建のための大木伐採に反発されている住民の方たちも、
そういった思いがあってのことなのかなーと考えましたが、
新聞記事にはその辺のことは何も書かれていないので不明なんですよねー
でも、ボクがどう思おうと首里城は再建されると思いますけどね。
石垣島の候補木の伐採も、ゴルフ場建設のためとかなら反対しますけど
首里城再建のためなら、伐採になるんじゃないかと思っていますー
追記 石垣島のオキナワウラジロガシの伐採見送りになりました。
2022年2月2日の八重山毎日新聞によりますと、首里城再建に必要とされた屋根の小屋丸太梁、石垣島のオキナワウラジロガシが候補木となっていましたが、下記の理由から伐採されないことになりました。
- 伐採後に植える苗木が準備できない
- 伐採によって山の中のドングリの実が減り、イノシシによる農作物の被害が懸念される
とのことですー。個人的には再建する首里城について、火災焼失の原因が究明されないまま再建が始まっている点が納得できていないので、再び火災に見舞われるんじゃないかと心配しているんですよ。そんな首里城に石垣島の貴重な大木を差し出して大丈夫かな。。。と思っていたので伐採されないとなって安心していますー。県は代替品として国産のヒノキ材を使用すると発表しています。
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