弥生は水季との繋がりにどうやって気付く?【海のはじまり】

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フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」、8月5日の放送では、水季と弥生が同じ産婦人科クリニックに通っていた事が初めて明かされました。第6話では、弥生が産婦人科クリニックに設置された「ご意見ノート」に、自分が子供を産まない決断をした事への後悔の気持ちを書き記している姿が描かれています。後に、水季がそのノートを読んだことで、水季の気持ちが変化し、頑なだった子供を産まない決断を考え直すきっかけになっていました。ノートのメッセージは匿名でしたが、ドラマを観ていた視聴者は、水季と弥生の繋がりをそこで確認できました。しかし、弥生は自分が書いたメッセージを水季が読んだ事、そしてそれによって海ちゃんを産む決心をした事、この二人の繋がりにどうやって気付くのか? 知ることができるのか? について考察します。

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水季と弥生には繋がりがあった!

フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」、8月5日の放送では、子供を授かった水季が子供を産まない決断を覆し、出産することにしたきっかけが、弥生のメッセ―ジに大きな影響を受けたからだったことが描かれました。

水季と弥生は8年前のほぼ同じタイミングで同じ産婦人科クリニックに通院していました。水季が産まない決断をして、産婦人科クリニックを訪れた際、待合室に設置された「ご意見ノート」の中に弥生が記した後悔の念を水季が読みました。自由奔放で人から影響を受ける事なんてなかった水季でしたが、残したメッセージに大きく心が揺れ、子供を出産する決心へと繋がっていきます。後に水季は弥生の残したメッセージを「神のお告げ」とまで評しており、水季に大きな影響を与えていた事が伺えるんですよ。

産婦人科クリニックの「ご意見ノート」に記された
弥生のメッセージ全文

妊娠9週で子供を産まない決断をしました。強い罪悪感に襲われています。
彼がああしてくれたら、母がこう言ってくれたらと罪悪感を他人のせいにしてしまい、そんな自分にまた落ち込みます。

まるで自分が望んだかのように振舞っていただけで、実際は他人に全てを委ねていました。人に与えられた物を、欲しかった物だと思い込むのが私は得意過ぎました。

後悔とは少し違う。でも、同じ状況の人に同じ気持ちになって欲しくありません。

他人に優しくなり過ぎず、物分かりのいい人間を演じず、ちょっとズルをしてでも自分で決めてください。どちらを選択してもそれはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います。

※一部表現を変更しています。

引用：フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」第6話より

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弥生は水季との繋がりにどうやって気付く?【海のはじまり】

第6話で、水季が産婦人科クリニックでこの弥生の書いたメッセージを読むシーンで、ドラマを観ていた視聴者は「なるほど、ここへ繋がってくるのか～」とドラマの脚本家さんの構成に驚いたわけですが、水季はこのメッセージを書いた人がどこの誰だかは分かっていません。匿名のメッセージでしたから。

そうなると、視聴者として気になるのは、弥生は、自分が書いたメッセージを水季が読んで水季が人生を変えたことをこの先知ることになるのか? それに気付くとすればどのような経緯で気付くのか? がとても気になりますよね。

逆に、弥生がその事を知らないままでは、ドラマとは言えないですよね。ドラマだから、この先、弥生は水季との繋がりに気付く流れになるのは間違いないと思われます。

弥生が水季との繋がりに気付くきっかけは何か?

弥生が水季との繋がりに気付くきっかけは、
恐らく、海ちゃんの母子手帳です。

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ドラマと同じ、小田原市の実際の母子手帳

水季の母親・朱音は歳をとってから不妊治療の末に水季を授かりました。朱音は母子手帳に水季の成長を綴っており、それを読むことも子供を産む決断を後押ししていました。

水季自身も、
母子手帳に海ちゃんの成長を
事細かに書き記していました。

第3話で、夏は津野から「母子手帳読みました? いろいろ書いてありますよ」と助言され、夏は水季の書いた母子手帳を読んでいます。その後、夏は、海ちゃんの認知や親権、戸籍の事、住む場所の事などをどうするのか? 早く決めないと無責任だと主張する弥生に対して、「決めさせようとしないで!」ときっぱり言い放ちました。いつも人の意見に流されがちな夏とは思えない態度でした。恐らく、夏は水季の母子手帳に書かれた文章に共感していたからだと考えます。

水季の母子手帳に書いてある弥生のメッセージ、全文はなさそうですが、下記の文章が書かれているのではないでしょうか?

他人に優しくなり過ぎず、
物分かりのいい人間を演じず、
ちょっとズルをしてでも自分で決めてください。
どちらを選択してもそれはあなたの幸せのためです。
あなたの幸せを願います。

ドラマが進んでいくどこかで、弥生が水季の母子手帳を読む機会が訪れると予想します。

水季の母子手帳には上記の太字の一文は絶対に書かれていると思います。でも弥生が、「アレ? これあの時産婦人科クリニックで自分が書いたものだ!」と気が付くには、太字の一文だけでは分かりずらいので、「ちょっとズルをしてでも」っていう独特のフレーズも入ってるんじゃないかと思うんですよね。。。

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水季は、もともと選択することに重きを置く人ではありましたが、産婦人科クリニックで弥生のメッセージを読んで以降は、「自分で決める」ことをより一層、重要視する人物に変貌しました。

朱音に対しても、海ちゃんにすぐに正解を教えてあげることより「海に選ばせてあげて」という事を強く要望していますし、水季が子供を産む事を父親の夏に告げない理由として、「私が産むって決めたら、じゃぁ父親になるって絶対言うから。。。他の選択肢を奪いたくない」と言っていました。(第3話／朱音の証言)　

これも、水季が弥生のメッセージに影響を受けたからだと思います。子供を授かったという事を「人に与えられた物を、欲しかった物だと思い込む夏」に対して、なし崩し的に父親を選択してほしくない、夏自身の幸せのために、父親になる事は自分で決めてほしいというのが水季の本音だったと思います。だから、夏に自分で父親になるかどうか選んでもらうために、夏の家までの行き方を海ちゃんに教え込んでいたんでしょうね。

一般常識として、父親に黙ってこっそり子供を産んで母親だけで育てていくと決めたのに、後から父親に頼るのはおかしい、というのが世の中の大半の意見ですが、水季にしたら、もともとそんな考えもなく、夏を愛していて、本当に夏の幸せを考えていたからこそ、夏は自分自身で海ちゃんの父親になる選択をさせたかったという事なのかもしれません。

そこに共感できない視聴者が多いのは、そもそも海ちゃんは望まれて授かった子供ではなかったという事があまりしっかり描かれていないために、水季の奇行だけが目を引いてしまっていると思います。

水季も夏もまだ大学2年で、そのタイミングで子供が出来てしまったら、そのまま普通に大学生活は送れなくなります。学生の分際で子供を持って育てるなんて、かなりの困難を伴いますから、一般常識的な流れからしたら、産まない決断をするのが妥当という事になります。でも、水季は弥生のメッセージを受け取って踏みとどまり、自分で産む選択した、それは水季自身の幸せのために。という事なんだと思います。

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水季が図書館勤めしたのも弥生の影響か?

水季が本屋の店員ではなく、資格まで取って図書館に勤めたのもまた、弥生の影響の可能性があります。

自由奔放でマイペース、人から影響を受ける事がほとんどなかった水季を大きく変えた弥生の文章の力に、水季は驚嘆したのかもしれません。本を読むと人生が変わる。それを肌で感じるために図書館勤めを始めたのではないでしょうか? 図書館は、本を貸した人に2回会える。と第6話で津野が夏に説明していました。水季は本を読み終えて、自分の様に人生ががらりと変わる人に出会いたかったのかな? と考えました。

まとめ

ドラマ「海のはじまり」第6話で、水季と弥生の思いもよらない繋がりが明らかになりました。ドラマを観ている視聴者には、その繋がりが認識できましたが、弥生自身はそれに気づくことができるのか? 気付くとしたらどういう状況で気付くのか? について考察しました。

同じ産婦人科クリニックに同時期に通院していた水季と弥生。弥生は子供を産まない決断をして、その決断に対する後悔ともいえる思いを病院の「ご意見ノート」に書き残す。それを後に読んだ水季が子供を産まない決断を覆す。水季は亡くなり、生まれて来た海ちゃんの母親に弥生がなる。。。フィクションならでは偶然ですよね。

第6話では、産婦人科クリニックで水季が看護師さんに「この人が来たら伝えてもらっていいですか?」と言っていましたが、何を伝えるのかは明確にはなっていません。その後、産婦人科クリニックを通して弥生が水季から何かメッセージを受け取ったのかも不明。8年も前の事ですし、たいして厚みもない「ご意見ノート」でしたから8年間同じノートがそこにあるとも思えませんし、あの看護師さんもまだ働いているのかも微妙ですよね。

なので、弥生が水季との繋がりに気付くのは海ちゃんの母子手帳からというのが一番ありそうなシチュエーションなんですよ。。。

でも、この水季と弥生の繋がりは弥生や夏にとっては驚くべき巡り合わせとしてとらえられますが、南雲家の朱音からすると微妙ですよね。この巡り合わせは、弥生が子供を産まない決断をしていたことが前提にありますからね。その件を朱音が知ると、またややこしいことになりますよね。。。

いろいろ考察は尽きませんが、水季のこの「なんでも自分で選択する」という発想はあまりにも極端すぎる事も事実。8年間水季と夏、そして海ちゃんが別々に過ごしてきたことが夏にとって幸せな事だったのか? 父親がいない海ちゃんにとって幸せな事だったのか? は分かりません。水季は亡くなってしまいましたし、海ちゃんの可愛い乳児期を夏は一切知りません。

これ、水季の思考に共感できる人
どのくらいいるんでしょうね。

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追記　2024年8月20日　弥生が水季との繋がりを知るきっかけは水季が「夏の恋人」に宛てた手紙のようです

8月19日放送のドラマ「海のはじまり」第8話では、海ちゃんを認知すると決めた夏に対して、南雲朱音が封筒を手渡します。その封筒には2通の手紙が入っており、1通は夏宛て。もう1通は「夏の恋人へ」と書かれていました。

弥生が水季との産婦人科の「ご意見ノート」の書き込みで繋がっていた事をどのように知るのか? 予想してきましたが、この手紙の存在が発覚したことで、この手紙に水季が何に影響を受けて海ちゃんを産む事にしたのかがつづられていると考えられます。

第8話では、弥生はもう、夏が海ちゃんしか見ていない事を感じ取っていて、弥生は夏とダメになりそうな空気感がかなり濃厚に立ち込めていましたが、次回第9話で弥生が水季の手紙を開封して、また弥生の思いが変化して最終回の大団円に向かうのかな。。。と思いました。

第8話終了時点で、水季の書いた手紙は2通ともまだ開封されていません。この手紙がこのドラマの全ての伏線を回収するアイテムになりそうです。今後の展開を見守りましょう!

追記　2024年9月3日　予想的中w
第9話、水季が夏の恋人宛てに書いた手紙には、弥生がご意見ノートに書きこんだフレーズがそのまま引用されていました。弥生も表情の変化だけの演技でしたが気が付いた様子でした。

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