【賛否両論】宮田笙子の五輪代表辞退は厳し過ぎ?体操協会の記者会見に違和感

体操女子パリ五輪日本代表だった宮田笙子選手19歳の飲酒・喫煙が発覚して五輪代表を辞退になったことに賛否両論出ています。正式な記録ではありませんが、過去の五輪の不祥事・スキャンダルをまとめたサイトを見ても、未成年が飲酒・喫煙したことを理由に五輪の出場停止になったり獲得したメダルが剥奪されたりした事例は確認できません。また、7月19日に日本体操協会が開いた緊急記者会見にもいろいろ違和感を覚えます。宮田笙子選手の飲酒・喫煙行為が、本当に五輪代表辞退に値するものなのか? について深掘りします!

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【賛否両論】宮田笙子の五輪代表辞退は厳し過ぎ?

宮田笙子選手の五輪代表辞退の件について、世の中の声としては、飲酒も喫煙も法律で禁止されているんだから、違反したなら五輪代表辞退は当然だ!!!という声が非常に大きいですよね。確かに未成年の飲酒喫煙は法律で禁止されています。やってはいけない事です。

でも今回のの宮田笙子選手ケースは
ちょっとバランスが取れていないような気がします。
正直、厳し過ぎると思います。

7月19日に日本体操協会が開いた緊急記者会見によって判明した、宮田笙子選手の処遇は以下の通り。

6月末～7月にかけて、1回の喫煙(場所：友人宅)
6月末～7月にかけて、1回の飲酒(場所：味の素ナショナルトレーニングセンター内の宿舎)
この2回の行為によって、宮田笙子選手がパリ五輪代表辞退することになったわけです。

確かに、そういう声が多いです。飲酒喫煙をたしなんでいる方なら誰しも、飲酒も喫煙も初めから美味しく感じたり気分が良くなるものではない事を知っています。1回目はむしろマズかったり、苦しかったりします。それを我慢して何度も挑戦することで次第に味や心地よさを感じられるようになります。

宮田笙子選手が語ったという飲酒喫煙の動機が「ストレスがあったから」という事ですと、飲酒喫煙によってストレス解消が出来る体質という事は、もうすでに何度も飲酒喫煙している証拠ともいえます。

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なので多くの方は、「1回だけやった」というのは信じていないはずです。それでも、日本体操協会は、宮田笙子選手の言った「1回だけやった」を「我々はそれを信じた」と記者会見で述べました。

まー、そういうものかな。。。と多くの方は思われたはず。そしてそこはもうそれ以上追求しなくていいか、と感じたはずです。

本来、この流れで記者会見が進むなら、
宮田笙子選手の処分は
「厳重注意処分」になるのが関の山です。
パリ五輪にも
予定通り出場する流れになりそうな空気です。
しかし現実は、
かなり重い処分の五輪代表辞退になりました。

『1回だけ』というのを信じた、
だから反省させて五輪にも出場させる

ではなく、

『1回だけ』というのを信じた、
だから五輪出場は辞退させた

となったわけです。

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日本体操協会の説明、
整合性が取れているようで取れていない、
と言った感じでした。。。
もし常習性有とされたら
どんな処分になったんでしょう?

宮田笙子選手の五輪代表辞退が「厳し過ぎる」とする根拠

宮田笙子選手の五輪代表辞退が「厳し過ぎる」とする根拠として、日本の法律では、未成年の飲酒・喫煙は法律違反ですが罰則は設けられていない事が上げられます。

なぜ、罰則がないのか?

それは、未成年がしたことだからです。

しっかりした大人の分別が備わっていない未成年がしたことなので、法律も飲酒喫煙した未成年に対して「責任取りなさい!!」とまでは言っていないという事です。

※しかし、未成年(20歳未満) にたばこや酒類を販売又は提供すると、50万円以下の罰金が科せられる場合があります。何故ならこれはれっきとした大人が行う違反行為だからです。おもいっきり責任追及されます。

未成年が飲酒・喫煙したからと言って犯罪者とは認識されません。「非行少年」であったり、「問題児」、「不良」といったレッテルが貼られるくらいです。警察官が飲酒喫煙している未成年を補導したとしても、逮捕送検したりしません。保護者を呼んで注意をして連れて帰らせるだけです。未成年の飲酒喫煙は裁判官が出てきて裁くレベルではなく、親や教師がしっかり躾ける、教育する必要があるって事です。

未成年がその場で手にしているタバコやライター、缶ビール、缶チューハイなどがあったなら、それは取り上げて然るべきです。しかし、未成年が飲酒・喫煙したからと言って、その子供の「未来」や「将来」まで取れ上げるのは、それはやり過ぎってことになりますよね。。。

しかし今回、
日本体操協会が下した判断というのは、
宮田笙子選手の「積み重ねて来た彼女の人生」と
「彼女の将来」を取り上げた
というこ事に他なりません。

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宮田笙子選手は現在19歳、4歳の時から体操競技を始めたと言います。人生の時間のほとんどを体操に使い、このパリ五輪にかけてきたわけです。確かに未成年の飲酒喫煙行為は法律違反です。でも、

1回の飲酒、1回の喫煙の代償が、
宮田笙子選手が人生を懸けて来た五輪代表辞退になる
っていうのは
明らかにバランスが取れてない
としか言いようがありません。

※仮に常習性があったとしても、それでもバランスが取れてないと思います。

未成年の宮田笙子選手の飲酒喫煙騒動で思い出す昭和ドラマ

今回の宮田笙子選手の五輪代表辞退の騒動を受けて、昭和の名作ドラマ「3年B組金八先生」を思い出した中高年の方いらしたのではないでしょうか。

思い出したのは「3年B組金八先生」の 第2シリーズ。加藤と松浦が荒谷二中で立てこもり事件を起こした後、逮捕連行された警察署の会議室で、警察と教師、そして保護者が向き合って話し合いのシーンです。ここで武田鉄矢さん演じる金八先生の名言が出るんですよ。以下、金八先生の名言の引用です。

彼らはまだ未熟なんです!
だから間違うんです!
間違ったら繰り返し繰り返し、それが間違いだと教えてやる
これが教育なんです!!
教師がしり込みをしたら生徒は一体どうなるんですか。
子供を預けている親御さんたちに顔をまっすぐ向けられますか?
若輩者が言い過ぎるかもしれませんけれど、
でも、
我々はミカンや機械を作ってるんじゃないんです!!
我々は毎日人間を作っているんです!!　
人間の触れ合いの中で我々は生きているんです!!
たとえ世の中がどうであれ、教師が生徒を信じなかったら、
教師は一体何のために存在してるんですか!
お願いです、教えてください!!!

引用：TBSドラマ「3年B組金八先生」 第2シリーズより

宮田笙子選手は
中学生じゃないですけれども
19歳、
まだギリギリ未成年なんですよ!

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日本体操協会が宮田笙子選手を直接処罰しなかったのはなぜなのか?