2024年4月3日に台湾東部沖で発生した大地震により多大な被害が出ている台湾花蓮市でしたが、地震発生から3~4時間後には避難所が開設され、翌日には避難所に仮設のテントか整然と並べられ、避難者がすぐに避難生活をすぐに始められる環境が整えられました。この状況を見た日本人は、この避難者のプライバシーに配慮された仮設テントはどこのメーカーなの? 日本にあるの? と考えたはず。台湾の避難所に並べられた仮設テントのメーカーと日本にもこんな仮設テントがあるのかどうか、調査しました!
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台湾地震避難所の仮設テントのメーカーはどこ?日本にもある?
台湾地震の避難所の仮設テント
上記の動画に映っている台湾の避難所の仮設テント、テントに書かれているマークと文字を調べたところ、マークは こちらのマークでした。
このマークは仮設テントのメーカーのロゴマークではなく、台湾の仏教系慈善団体「台湾佛教慈済基金會」のシンボルマークで、仮設テントに書かれた文字も「台湾佛教慈済基金會」「Taiwan Buddhist Tzu Chi Foundation」と書かれていました。
台湾にはいくつもの仏教系慈善団体があるとのことですが、この「台湾佛教慈済基金會」は災害時に特に素早く、そして大規模に支援を展開する団体として台湾では認知されているそうです。
この避難所の仮設テントも「台湾佛教慈済基金會」が提供したものだといいます。
仮設テントには宗教団体のマーク以外には何も書かれていなかったため、台湾の避難所の仮設テントのメーカー特定には至りませんでした。
しかし、似たような仮説テントが日本にもあることが判明しました。
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日本にもあった! 避難所の仮設テント、メーカーはどこ? 価格はいくら?
台湾の避難所の仮設テントとほぼ同じ作りのものが日本のメーカーでも作られていました。それが コチラです。
※画像クリックすると拡大します
避難用資機材 NEED(ニード)
ワンタッチパーティション
ファミリールーム
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日本のメーカー「避難用資機材 NEED(ニード)」が製造する「ワンタッチパーディション/ファミリールーム」は高さが1.2m、1.4m、1.8mの3タイプ。台湾の避難所の物は、上記動画を見ると高さが1.5~1.6mありそうな感じでした。
ファミリールーム1.4mタイプの設営の様子
「ワンタッチパーディション/ファミリールーム」は天井の幕がないタイプなので、高さ1.2~1.4mタイプは大人が覗こうと思えば覗けてしまう高さですから、日本の避難所に設置されるならぜひ、1.8mものが望ましいですよね。
「ワンタッチパーディション/ファミリールーム」は3タイプ、広さは2.1m × 2.1m で同じ広さ。畳の広さで2.5畳弱と言ったところです。大人4名無理すれば入れそうですが、快適に使うなら大人2名くらいですかね。。。
「避難用資機材 NEED(ニード)」の「ワンタッチパーディション/ファミリールーム」、価格は以下になります。
- 高さ1.2mタイプ 3万 300円
- 高さ1.4mタイプ 3万2600円
- 高さ1.8mタイプ 3万8800円
※「避難用資機材 NEED(ニード)」の公式ページに価格掲載無し。上記価格は「防災のサイボウ」の価格を参考にしています。
まあまあなお値段しますね
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まとめ
先日起きた台湾の大地震、避難所にすぐに設営された仮設テント。日本の避難所とあまりにも違い過ぎて、この仮設テントに注目が集まりました。台湾のこの仮設テントのメーカーを調査しましたが、テントに書かれているロゴは、仮設テントを寄付した宗教団体のロゴマークで、仮設テントのメーカーは分からずじまいでしたが、日本にも似た製品を作っているメーカーがあったのでご紹介しました。
台湾も日本と同様、地震が多く頻発する国ですが、避難所の設備は台湾の方がかなり先を言っています。日本の避難所も、上記の仮設テントをすぐに自治体が採用すべきですよね。
但し、今回の記事を読んで、
この仮説テントを購入するのはやめましょう。
何故ならば、日本は災害時に
避難所に個人がテントを持ちこむを禁止しているためです。
なので、購入しても出番がないわけです。避難所の仮設テントを準備すべきなのは、自治体です。自治体に全て任せるしかないので、早く日本でもこの仮設テントを導入してほしいと願うばかりです。
※ 今回の台湾地震への募金は下記から出来ますます。
《2024年台湾東部沖地震救援金》受付開始
— 日本赤十字社 (@JRCS_PR) April 5, 2024
現地では、死者・負傷者が確認される中、多数の人びとが建物等に閉じ込められており、更なる被害拡大も懸念されています。
この事態を受け、日赤では海外救援金の受付を開始しました。
救援金は、台湾赤十字組織が行う救援・復興支援活動等に充てられます。
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