なぜA子とB子の身元の特定がされないまま裁判が進むのか?【松本人志事件】

2024年3月28日2024年3月29日

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松本人志裁判、文春側は全面的に争う姿勢　松本側は「A子」「B子」の特定を求めたが、被告側は回答を避ける　松本本人は出廷せず：中日スポーツ・東京中日スポーツ https://t.co/hw0KMyGCFJ
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) March 28, 2024

嫌がる女性に対して強制的に加害行為を行ったと週刊文春に報じられた、お笑い芸人・松本人志さんが週刊文春(株式会社文藝春秋と週刊文春編集長) を相手取り、名誉毀損裁判をおこし、その第1回口頭弁論が2024年3月28日に東京地裁で開かれました。第1回口頭弁論はわずか5分ほどで閉廷しましたがその中で、原告・松本人志さん側は本件の対象になっているA子さん、B子さんを特定する詳細な情報を提出するように被告・週刊文春側に求めました。しかし、週刊文春はこの請求を棄却。簡単に言うと、週刊文春はA子さん、B子さんの身元を明かすことを拒否しました。

えっ?!
松本人志さんは、
A子さん、B子さんが
誰だかわからないのに
裁判起こしたの?

なにこれ、
出だしから
どんな裁判やねん!

そもそも、A子さん、B子さんへの加害行為がテーマとなった裁判なのに、松本人志さん側は、これまでA子さん、B子さんの身元を知らないまま裁判を起こしたって事? そんな事ある? って思われた方も多いと思います。A子さん、B子さんの身元が明らかにならないと裁判始まらないでしょ、って思いますよね。。。しかし週刊文春側は松本人志さん側の求めを棄却しました。なぜA子とB子の身元の特定がされないまま裁判が進められるのか? その理由について深掘りします。

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なぜA子とB子の身元の特定がされないまま裁判が進むのか?

なぜA子とB子の身元の特定が
されないまま裁判が進むのか?
なぜ週刊文春は
A子とB子の身元特定の請求を棄却したのか?

それは、松本人志さん側が告訴したのが
週刊文春(株式会社文藝春秋と週刊文春編集長)だったから
だと思われます。

松本人志事件と同時期に騒がれたサッカー選手の女性への加害事件の裁判は、サッカー選手が騒動を伝えた週刊誌ではなく直接女性を訴えています。

松本人志さんも同じように、週刊文春だけでなく、A子さん、B子さんも訴状に加えていたら、A子さん、B子さんの身元も明らかになっていたはずです。

松本人志さん側がA子さん、B子さんの身元をあきらかにしろという週刊文春側への請求を週刊文春側が棄却したことについて裁判官も了承していることを考えると、

今回の裁判で
A子さん、B子さんの身元は関係がなく、
争われるのは、
松本人志さんの名誉は
週刊文春の記事によって毀損されたかどうか?
のみに焦点が当てられている
という事のようです。

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松本人志さん側の訴えは、女性と同意があった上での行為を、同意を得ずに無理やり女性に加害行為を行ったとありもしないことを週刊文春に書かれたことで、名誉毀損され、損害を被ったから慰謝料5億5000万円の支払いと謝罪広告の掲載を求めるものになっています。

A子さん、B子さんの
身元も明らかにできないようでは
週刊文春に勝ち目はないな

というネットの書き込みも多いようですが、そうでしょうか?　週刊文春側は可能な限り告発してくれた取材元であるA子さん、B子さんを守ろうとしています。そして、

A子さん、B子さんの身元を明らかにせずとも、
裁判に勝てるという勝算がある
と考えているようです。
勝算を見込めたのは
恐らく提出された松本人志さん側の訴状の出来が
あまり良くなかったからだと思われます。

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たった5分の第1回口頭弁論ですでに週刊文春側が裁判に勝ちそうな兆しあり?!

倒れそうなチェスの駒 — Image by Michal Jarmoluk from Pixabay

第1回口頭弁論にして、
すでに裁判に週刊文春側が勝ちそうな兆し
が見えています。
それを以下で解説します。

松本人志さん側訴状には以下の事が書かれていました。

松本氏側の訴状から
「『芸能界の権力者である彼の怒りを買うと、どんな仕事上の報復を受けるか分からず、これまで口を閉ざしてきた子が数多く存在するのです』と記述することにより、一般読者に対し、原告が、『芸能界の権力者である』ことを利用して、A子と『同じ被害』に遭わせた女性が『数多く存在』するとの事実を認識させるものである」
引用：テレ朝NEWS2024年3月28日配信号より

と、週刊文春の記事をピンポイントで指摘した上で、今回の第1回口頭弁論が始まり、松本人志さん側は、A子さん、B子さんの身元がはっきりしないと、認否のしようがないと発言。この発言に対し、週刊文春は以下のように反論しています。

松本側が２人の名前や住所、生年月日、携帯電話番号、ＬＩＮＥアカウントのほか、容姿の分かる写真などの提出を記憶喚起のために求めたことについて、(週刊文春側は)「１回しかやったことがないなら、Ａさん、Ｂさんが誰かなんて関係ない。何年の何月ごろ、六本木のホテルなんとかっていう部屋で、本件記事に書かれてるようなことをやったかどうかというだけの問題」と指摘した。

その上で「それが、Ａさん、Ｂさんの詳細な情報、写真がないと『週刊文春』の記事内容を認否できないと（原告側は）言う。私も４７年弁護士をやっているが、こんなこと言った人は初めてです。名前がわかんなきゃ認否できない？　『そんなアホなことあるかいな』という感じですね」と吐き捨てた。

原告側が人定を求める理由として「考えられるとすれば、そのころ六本木のホテルで同じようなことをたくさんやっていた。誰がＡさん、Ｂさんだかわからない。だから明らかにしたいというなら（松本側の主張も）わからないでもない」と同様の被害を訴える女性たちが「週刊文春」に続々と登場した背景を踏まえ、皮肉を込めて推測した。
引用：中日スポーツ2024年3月28日配信号より

そうなんです、A子さん、B子さんの身元が分からないのは、そういう女性が他にも大勢いるからだ!! と週刊文春側にツッコまれてしまっているんですよ。

第1回口頭弁論にして、
早くも松本人志さん側の負け確定か?

と思わせる攻防がたった5分間の審議の中で行われたんですよ。

要するに上記二つの引用文を合わせて考えると、週刊文春の記事には真実相当性があると、訴えた側の松本人志さんが立証してしまってる事になるんですよ。。。

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まとめ

松本人志裁判の第1回口頭弁論で松本人志さん側が週刊文春に対して、A子さん、B子さんの身元特定の請求をするも、週刊文春側がこれを棄却。そもそも、A子さん、B子さんの身元を明らかにせずに裁判進められるの? という疑問を持った方多かったはずですので、それについて調査、深掘りしました。

松本人志さん側はA子さん、B子さんの身元を知りたかったら、A子さん、B子さんも一緒に訴えるべきでしたね。

松本人志さん側がA子さん、B子さんを訴えなかったり、サッカー選手の様に刑事事件として訴えなかったのは、もしそうしていたら裁判に負けるかも。。。と考えたからだと思います。

裁判長もA子さん、B子さんの身元を明らかにしなくてよいと承諾しているようなので、松本人志さん側はこの件は諦めるしかないです。

そもそも、マッサージ店で暴挙を振るったという週刊文春の記事はスルーして、文春砲第1弾のこの記事に関してのみ民事で裁判を起こしたのが謎なんですよね。

週刊文春側はA子さん、B子さんの身元を明かさずに裁判を進めようとしているのは、もちろん取材源となる人物を週刊誌側は守らなければなりませんが、それ以前にA子さん、B子さんの身元を明かすまでもなく裁判に勝てると勝算が立っているからだと思われます。

もちろん形成が悪くなれば、A子さん、B子さんも証言台に立たれるとは思いますけどね。特にA子さんは「何度でも証言台に立つ」と発言していますし。最後の切り札に取っておくでしょう。

次回第2回口頭弁論は6月5日です。
今後の裁判の行方、見守りましょう。

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たった5分の第1回口頭弁論ですでに週刊文春側が裁判に勝ちそうな兆しあり?!

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