2023年12月27日午前11時30分から、崩れたクリスマスケーキを販売した高島屋が謝罪会見を開きました。なぜクリスマスケーキが800個以上、あのように無残にも崩れてしまったのか? その原因について世の中的には大注目の記者会見でしたが、原因は不明、そして販売した高島屋にすべての責任がある、という内容の記者会見でした。高島屋が男気を見せて幕引きという形を取りたかったのかもしれませんが、今回の件はそんな簡単な問題ではありません。消費者が冷凍のケーキやおせち料理などの購入について今後どうすべきかを判断するための貴重な参考情報となりますからね。
冷凍食品の配送でほんの数件事故があった、という事であれば、「まぁ、よくあることだよね」、という事で納得もできますが、今回のケースは800個以上(正確には807件)にも及び異常な数です。よくある事では済まされません。当ブログではクリスマスケーキの冷凍が甘かったのではないか? という仮説を基に、なぜ高島屋のクリスマスケーキは800個以上も崩れたのか?その理由について物理的に考察します。
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【物理的に考察】なぜ高島屋のクリスマスケーキは800個以上も崩れたのか?理由は?
【クリスマスケーキ問題】高島屋が記者会見「原因を特定することできず」https://t.co/TPuXVsIzlo
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 27, 2023
会見で高島屋側はケーキが崩れた原因についての調査結果を発表したが、「明確な原因を特定することができませんでした」ということだった。「深くお詫び申し上げます」と述べ、深く頭を下げた。 pic.twitter.com/qN26zZP6vJ
今回、崩れた状態で宅配されたクリスマスケーキは、フランス料理のシェフが考案・監修したものを埼玉の洋菓子製造会社が委託を受けて製造していました。12月27日の高島屋の記者会見によりますと、販売数は2879個だったとの事。そして高島屋が事故品を確認した数が800個以上、正確には807件に上りました。
約3000個に及ぶクリスマスケーキ、素人にはなかなかイメージしずらいです。クリスマスケーキは工場で製造され、冷凍庫に保管されていたものと思われます。冷凍庫と言っても約3000個のクリスマスケーキが箱に入った状態で冷凍保存するわけですから、冷凍倉庫と呼ばれるような広いスペースに保管されていたものと考えられます。冷凍倉庫からの出し入れもフォークリフトなどでまとめて運べるように、パレットにケーキの箱が積み上げられていたものと思われます。
ではここから、
クリスマスケーキが崩れた原因を
物理的に考察していきます!
今回、事故があったクリスマスケーキのサイズは直径15センチでサイズとしては5号のケーキの箱に入っていたと考えられます。
5号ケーキの一般的な箱のサイズは、
19.8センチ×19センチ×15.3センチです。
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また、冷凍倉庫で一般的に用いられるパレットのサイズは、
120センチ×100センチ×13センチになります。
このパレットに5号サイズのケーキの箱を並べると、横に6個、縦に5個置けて、30個のケーキを置くことが出来ます。これを1段とします。
5号ケーキの箱の高さは1個15.3センチです。作り立てのクリスマスケーキはまだ軟らかい状態ですから、この段をそんなに高くは積めないのではないでしょうか。。。箱もほぼ正方形なので、安定が得られる組積みが難しく棒積みになってしまいます。
仮に5段積みにしたとします。これを「山」と呼ぶことにします。凍る前のクリスマスケーキ、5段積み位が限界じゃないですかね。。。
箱の高さ15.3センチ × 5段 + パレットの高さ13センチ = 高さ 89.5センチ
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12月27日の高島屋の記者会見で、クリスマスケーキの販売数は2879個と発表していましたので、上記の5段の「山」が18山と3段の「山」が1山出来ることになります。
このように、1段30個を5段積みにした場合、
冷凍庫内の冷気に全く触れないケーキの箱が、
この山の内部に存在することになるんですよ。
ココ、重要です!
冷凍庫内の冷気に全く触れないケーキの箱は以下になります。1段当たり12個が冷気に接していません。
「山」は5段積みで5段目は一番上の段なので冷気に接しています。なので冷気に接していないのは1~4段目のそれぞれ12個という事になるんですよ。3段の山に関しては、冷気に接してしていないのは1~2段目のそれぞれ12個です。
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冷気に接していないケーキの箱を計算しますと。。。
12個 × 4段 × 18山 + 12個 × 2段 × 1山 = 888個
高島屋が、実際に崩れたクリスマスケーキを
確認した数が807個です。
クレーム入れずに泣き寝入りしている方も
一定数いると考えると、
数が非常に近くなるんですよ。。。
本当だ!
この計算すごい!!
記者会見では、2022年に同じケーキを発売した際には、クリスマスケーキの冷凍期間は2カ月間だったのに対し、2023年は20時間~25時間だったと発表しています。冷凍状態を抜き打ち検査していたそうですが、冷気に触れているクリスマスケーキと、冷気に触れていないクリスマスケーキではクリスマスケーキの内部温度に差があった可能性があります。20時間~25時間の冷凍時間でもサンプルをチェックしたらケーキの芯まで-17度以下だったとのことですが、青色の箱は恐らく問題はなく、内部の黄色い箱がどうだったのかが気になるところです。-18度の冷凍庫は、一般家庭の冷凍庫の冷え具合と同じです。特に業務用の特別よく冷える冷凍庫という訳ではないです。20時間~25時間程度の冷凍時間で、「山」の内部のケーキが芯まで凍ったのかについては疑問ですよね。。。同じ状況で実験すれば分かると思いますけど。。。
高島屋のクリスマスケーキが
800個以上も崩れたのは、
上記のような理由で冷凍が甘かったから起きた事故、
なのではないでしょうか?
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まとめ
高島屋のクリスマスケーキが崩れた状態で宅配された件、その事故件数が800個以上にも及ぶという異常な数から、冷凍倉庫内での状態を仮定して物理的に考察してみました。
この考察はあくまでも仮説ですので実際どうだったかは分かりません。すべての責任は高島屋にあると、高島屋も言ってますし、健康被害があったわけでもないですから、返金して幕引きにしようという事なんだと思います。個人的には、この計算式で納得のいく答えに行きついた感じがしています。
冷凍食品を購入する際は、こんな事故もあると思っていないといけないようです。お正月に注文している冷凍のおせち料理、きちんと届くか凄く心配してます!!
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