山川穂高選手なぜ不起訴になったのか? ソフトバンク移籍に納得いかない人多数いる理由

2023年12月19日、FAを宣言していた山川穂高選手がソフトバンクホークスに移籍発表と同時に入団会見が開かれました。知人女性に強制わいせつしたとして事情を聴かれていた山川穂高選手は、不起訴処分となりましたが、事件発覚後初めての公の場での会見という事で、入団会見でありながら謝罪会見のようでもありました。これまで事件について何も説明してこなかった山川穂高選手、事件の経緯や、検察が不起訴という判断に至った経緯、被害女性とされる方の現在の状況など、ファンや視聴者の知りたい情報は何一つ語られませんでした。山川穂高選手なぜ不起訴になったのか? そして、山川穂高選手のソフトバンク移籍に納得いかず批判の声を上げる人が多いのはなぜなのか? について深掘りしていきます。

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山川穂高選手なぜ不起訴になったのか? ソフトバンク移籍に納得いかない人多数いる理由

妻帯者でもある山川穂高選手は、知人女性に強制わいせつを働き事件になりましたが、検察は不起訴処分としました。今回の山川穂高選手の事件の場合、山川穂高選手が不起訴のなるケースには3つのケースがありました。今回、山川穂高選手が不起訴となったのは「嫌疑不十分」で不起訴です。これ、非常に微妙な判定なんですよ。

1.　「嫌疑なし」で不起訴

事件に関して「嫌疑なし」の判定によって山川穂高選手が不起訴処分となっていれば、山川穂高選手は無罪という事になって、今回の入団記者会見も、金屏風の前で華々しく記者会見出来ました。

しかしそうはならなかったのは山川穂高選手の不起訴が「嫌疑不十分」での不起訴だったためです。

2.　「嫌疑不十分」で不起訴

「嫌疑不十分」は犯罪は実際に行われた可能性があるけれど、裁判でその犯罪を立証するだけの証拠が集まらなかった、という事なんですよ。

刑事もののドラマや映画で、主役の刑事が犯人を逮捕して送検したにもかかわらず「嫌疑不十分」の理由で不起訴になったりするケース、よくありますよね。そんな時はだいたい、後にその犯人が再び犯罪を犯してやっぱり悪い人だった! というオチが付くケースが多いです。

山川穂高選手、ずっと「同意があった」と無罪を主張していましたが、それも検察には全て認めてはもらえませんでした。山川穂高選手が「クロ」かもしれないし、「シロ」かもしれない、判断が出来ない、という非常に曖昧な「グレー」の存在だった、という訳です。

そんな犯罪を払拭しきれていない山川穂高選手は、「ソフトバンクではマイナスからのスタートだと思っている」といってますから、年俸50%下がって、それでも野球をつづけるというのであれば、共感するファンも多かったと思いますけど、ソフトバンクとの契約は4年12億円で西武ライオンズの年俸より1年あたり3000万円もアップで移籍しています。これには移籍先のソフトバンクのファンもさすがに困惑して批判の声を上げたくなりますよね。

山川穂高選手のソフトバンク移籍について世の中の多くの人が納得していないと言える根拠が、福岡ソフトバンクホークスの関連会社、ソフトバンクの株価が、山川穂高選手のソフトバンク移籍が大筋合意と発表になった12月13日以降、下落し続けていることで証明できると思います。

ソフトバンクの株価

ソフトバンクは山川穂高選手を獲得したことで、人的補償として有力選手を山川穂高選手の古巣の西武ライオンズに差し出さねばなりません。山川穂高選手のソフトバンク移籍に納得していないソフトバンクのファンはますます球団に対して批判的になることが予想出来ますので、株価もさらに下落する可能性があります。

山川穂高選手が今回の事件に対してあくまでも無実を主張するのであれば、いっそのこと起訴されて、裁判で無罪を勝ち取ったほうが、その後のプロ野球生活がスムーズだったかもしれません。

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3.　「起訴猶予」で不起訴

仮に山川穂高選手が自身の犯罪行為を認め、被害女性と示談が成立していたら、ある種この事件は解決したとみなされ、検察は「起訴猶予」で不起訴するパターンもあり得ました。しかし、山川穂高選手はもともと「同意があった」と主張していましたから、被害女性が請求した1億円の示談金、一銭も支払っていないといいます。

この山川穂高選手を巡る事件は、被害女性がこの不起訴に納得してこのまま終わるのか、不起訴に納得せずに検察審査会に申し立てしてもう一度審議してもらう動きに出るのか、刑事裁判は諦めて民事裁判に訴え出るか、とまだまだ被害女性が行動を起こす余地が残っていて、完全決着がついておらず、宙ぶらりんの状態という事なんですよ。