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2021年4月21日に西表島でイリオモテヤマネコが交通事故死。
496日の無事故記録が途絶える。
ヤマネコ輪禍再び
引用 : 八重山毎日新聞4月24日号より
雄の成獣が事故死 無事故496日でストップ
【西表】国指定特別天然記念物イリオモ テヤマネコの交通事故が21日、浦内橋と干立集落間の県道215号線で発生、雄の成獣1匹が死んだ。ヤマネコの交通事故は2019年12月11日以降、496日間起きていなかったが、無事故日数の記録が途切れた。個体は全長88センチ、体重4.3キロ。同日午後8時56分ごろに発見者の地元住民から連絡を受けた環境省西表自然保護官事務所の職員が現場で死んでいるのを確認した。ヤマネコの交通事故は記録が残っている1978年以降、今回で93件目。うち85匹が死んでいる。
八重山諸島の西表島だけに100頭ほど生息している絶滅危惧種のイリオモテヤマネコ、
先日の4月21日に交通事故で成獣1匹が命を落としてしまいましたー。。。
2020年、西表島の観光客数が激減したことが逆にイリオモテヤマネコにとっては好都合で、
昨年はイリオモテヤマネコの交通事故が0件だったんですがー、
また事故が起きて、イリオモテヤマネコの命が失われてしまったんですよねー
ウチのお店ではイリオモテヤマネコをモチーフにしたぬいぐるみ や、
Tシャツ などを扱っていることもあって、イリオモテヤマネコには特に強い思い入れがありましてー、
日ごろからイリオモテヤマネコのニュースを気にかけているんですよねー。
当店のイリオモテヤマネコ関連商品には全て、ヤマネコ募金を含んでいまして、
交通事故に遭ったイリオモテヤマネコの救援救護のための寄付も行っていますー
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イリオモテヤマネコの交通事故、誰が起こしているのか?
イリオモテヤマネコの交通事故、2020年は観光客数減ったおかげで0件だった、みたいな書き方をすると
観光客の方がイリオモテヤマネコの交通事故を起こしている、
っていうイメージがわくかもしれませんが、
実際には西表島の地元の方が多く事故を起こしているんじゃないかなーとボクは考えていますー
イリオモテヤマネコは夜行性なので、昼間はほとんど人の目に触れることはありません。
イリオモテヤマネコが見たくて西表島に行ったとしても、
出逢えた方は本当に運のいい方だといっていいですよー
宝くじに高額当選したくらいの運の良さに匹敵すると思いますよー
ほとんどの方はイリオモテヤマネコには遭えずに島を去ることになるんですよ。
滅多に出逢えない動物なんですよー
島に住んでいる地元の方でさえ、目撃したことがある人はそう多くないと聞きますー
なので、主に日中、観光でドライブしてまわる観光客の方が
イリオモテヤマネコを轢いてしまう、なんてことは確率的に低いわけなんですよー
イリオモテヤマネコの交通事故の多くは、夜なんですよ。
夜活発に島をウロウロしているイリオモテヤマネコと、
夜、仕事を終えて家路につこうと車を走らせている地元の人とが、
不幸な衝突事故を起こしてしまっているんだと思うんですよねー
それがすべて、とは言いませんけれど、
事故の多くはそういう事なんやと思うんですよ。
別にボクは地元の方を責めようってことで
このブログを書いているわけでは決してありません。
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イリオモテヤマネコを守るための取り組み
絶滅危惧種と言われているイリオモテヤマネコですが
絶滅危惧種にはその危機の度合いによってランクが設定されています。
イリオモテヤマネコは絶滅危惧IA類に分類されているのでなかなかの深刻な状態であると言えますー
絶滅 (EX) | 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 |
野生絶滅 (EW) | 飼育・栽培下あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ 存続している種 |
絶滅危惧I類 (CR+EN) ※ | 絶滅の危機に瀕している種 |
絶滅危惧IA類(CR)※ | ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの |
絶滅危惧IB類(EN)※ | IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
絶滅危惧II類 (VU)※ | 絶滅の危険が増大している種 |
準絶滅危惧 (NT) | 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種 |
情報不足(DD) | 評価するだけの情報が不足している種 |
絶滅のおそれのある 地域個体群 (LP) | 地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの |
「※」は絶滅のおそれのある種(絶滅危惧種)
このイリオモテヤマネコ (西表山猫) 、が貴重な野生動物であるってことはよくわかるんですけど
町や県、そして国がどのくらい守ろうとしているのか、その取り組みというのがですねー
- 既存道路の下に動物が道路を横断するためのアンダーパス(動物用トンネル)の設置
- 道路にゼブラゾーン(振音舗装)の設置
- イリオモテヤマネコ(西表山猫)飛び出し注意の標識、看板の設置
- ドライバーへの声掛け、注意喚起
などなんですよねー
詳しくはコチラ
現状の取り組み、昨年は交通事故0件でしたけど例の特殊な局面でのことでしたからねー
近年ですと、毎年5頭以上10頭未満くらいの範囲でイリオモテヤマネコが交通事故死しているんですよねー
上記の取り組みでは、これ以上減らすことは出来ないっぽいんですよ。
看板やドライバーに呼び掛けるだけ、
お願いするだけでは限界があるわけですー
イリオモテヤマネコ (西表山猫) の交通事故を無くすための
具体的な策を打ち出さないといけないわけですー
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人とイリオモテヤマネコ、交通事故ゼロを目指すのは不可能に近い。
でも、事故が起きても西表山猫が死なないようにしてやることは出来ると思う
人とイリオモテヤマネコ、交通事故をゼロにするのは不可能かもしれません。
でも、仮に交通事故になってしまったとしても、
イリオモテヤマネコがケガだけならなんとか命は助けることが出来ますよねー
西表島にはイリオモテヤマネコの交通事故に対応してくれる動物病院がちゃんと存在しているんですよー
まーケガも可哀そうですけど、ケガだけなら治療して助けることが出来るんですよねー
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八重山の離島に移動型の動物病院(ドクターカー)がやって来る!ヤア!ヤア!ヤア!【どうぶつたちの病院沖縄】
イリオモテヤマネコが交通事故にあってもケガだけで済むようにするには、
島を走る車のスピードを落とさないといけませんー
現在も車は40キロ以下で走行しましょう、と呼び掛けているようですけど
これも、ほら、「呼び掛け」でしかないわけですよー
看板作ってみても、標識作ってみても、イリオモテヤマネコの交通死亡事故は起こってしまうんですよ。
車を運転するドライバーの立場から言わせていただくと、
西表島って沖縄本島に次ぐ沖縄で2番目に大きな島なんですけど
信号機が2か所しか設置されていないんですよー
大原集落の交差点
上原集落の小学校にはいるT字路
どちらも集落の中で交通量が多いから設置された信号機ではなく、
どちらも子供の教育のために設置された信号機なんですよ。
島にはこの2か所以外に信号機がないので、
島を走る車はとかく高速になりがちなんですよ~
景色を見ながら普通に運転していると軽く50キロ以上すぐ出てしまうんですよー
40キロ以下で走行するっていう事は、スピードメーターを常に気にして見ながら
40キロ超えないように加減して運転する必要があるんですよー
それってかなり面倒なことになるんですよねー
しかも、それを、看板や標識、呼び掛けだけで達成することはなかなか困難やと思いますー
現実的じゃないですー
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車の走行速度40キロ以下を実現するための方法
車の走行速度40キロ以下を実現するためには、ドライバー任せにするのではなく
道路に手を加えないといけないという事ですー
物理的に速度が出ない仕掛け、それを設置するってことですよー
ボクはこれまでにポータブルのオービス(速度違反自動取締装置)を設置すればいい、
とかいろいろ提案はしてきてはいるんですけど最近は
減速帯(Speed Bump)を設置するのが一番よさそう
って思ってるんですよねー
減速帯というのは、道路に突起を作って、車に減速させて横断してもらうものなんですよー
これを設置すれば車は必ず減速帯の手前でブレーキ踏んで減速せざるを得ませんからねー
動画の物は、センサー式で突起が上がったり下がったりする高性能減速帯ですけど、
そんな性能なくてもいいと思います。単なる突起でいいと思うんですよ。
簡単なものならアマゾンでも減速帯 、売ってますよー
日本が誇るスーパーコンピューター「富岳」がありますよねー
その「富岳」に依頼して、西表島の道路、車が40キロ以上でないようにするには、
減速帯をどのくらいの間隔で設置したらいいかを計算してもらえばいいわけですー
そうすれば西表島の道路で40キロ以上出すことは
物理的に不可能になるわけなんですよー
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物理的な解決、
イリオモテヤマネコの保護は地元の方の生活に負担を強いることである。
物理的に車のスピードを落とさせる方法は、
ボクみたいなド素人でも容易に考えつくわけなんですがー
結局のところ、イリオモテヤマネコの保護のために、
西表島の島民が何処まで負担を受け入れることが出来るのか?
ってことにかかってくるわけなんですよねー
ボクが石垣島に移住して、こうして西表島を見て来た感想としては
イリオモテヤマネコのためにそこまではしたくないのかなーって感じているわけなんですよー
看板や声掛けで、やってる感だけ出しとけばいいのかなって。。。
まー確かに、車の制限速度40キロ厳守の生活っていうのは
なかなかのストレスですからねー
でも、その特殊な生活環境は、世界遺産となった西表島にとっては
特筆すべき野生動物との共存環境ということでプラスにも働くとは思うんですけどねー
まーでもそういった、突っ込んだ保護の取り組みが、
西表島が世界遺産であり続けるために必須の事項となったので
これまでの様にのらりくらりとはしていられなくなってはいるんですよねー
2020年から3年間かけて
環境省西表自然保護官事務所がイリオモテヤマネコの個体数調査を行っているとのことです。
これまでも数年おきに調査されてきているんですけど
今回の調査で、前回示されたイリオモテヤマネコの生息数、約100頭っていう数字から
かなり減少してしまった場合は、これまで以上に踏み込んだ保護策に乗り出すかもしれませんけどね。。。
そんなわけで、
今年もイリオモテヤマネコの交通事故死が起きてしまったということです。
西表島を車で走る時は、くれぐれもスピードの出し過ぎに注意しましょう!!
◆ 西表島/ロードキル問題の根本的な対策はあるのか?についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
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