【相棒21】亀山薫が警視庁特命係に復職した「嘱託職員」って何?

相棒２１第２話で亀山薫は、伊丹刑事の計らいで
警視庁特命係に嘱託職員として正式に復職を果たしました!

亀山薫がどのようにして杉下右京の相棒として舞い戻るのか、非常に注目されていましたが、「嘱託職員」として復職しました。この聞きなれない「嘱託職員」とは何なのか? 調べてみました。

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亀山薫が警視庁特命係に復職した「嘱託職員」って何?

伊丹刑事が亀山薫を警視庁にねじ込んだ!

相棒シーズン２１で亀山薫が警視庁特命係に復職できたのは、伊丹刑事が警察庁長官官房付の甲斐峯秋に土下座して亀山薫を嘱託職員として採用してもらえるように頼んだことで実現しました。このような事が現実にあり得るのか? と思って調べましたところ、警視庁の資料が見つかりませんでしたが石川県警の資料が見つかりました。「石川県警察嘱託職員の任用及び服務に関する訓令 」によりますと、嘱託職員とは下記の者を言うとあります。

第２条　この訓令に定める嘱託職員とは、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第３条第３項第３号に規定する特別職の職員で、１箇月の勤務日数が18日（３月については17日）の者をいう。

引用：石川県警察嘱託職員の任用及び服務に関する訓令より

この地方公務員法(昭和25年法律第261号)第３条第３項第３号とは何かといいますと、かみ砕いていうと、専門的な知識や経験、見識があるものが就く職で、助言や調査、診断などの事務を行う者とされていますー。

この嘱託職員を採用するにあたっては、上記の石川県警の場合では『警察本部の課長、官、隊長、警察学校長及び警察署長の上申に基づき、警察本部長が任命するものとする。』となっています。

今回の相棒２１に当てはめますと、

伊丹刑事が警察庁長官官房付の甲斐峯秋に
土下座までして上伸し、
その警察庁長官官房付の甲斐峯秋が
亀山薫を警視庁嘱託職員に任命した、

という事になるんですよ～。亀山薫の警視庁復職はドラマだけのこじつけではなく、実際の警察組織でも存在する手法が取られていたわけです。

ただ、ここで気になるのは嘱託職員は「事務を行う者」と定義されている事です。

右京　「申しあげておきますが、嘱託職員に捜査権はありませんので。。。」
亀山　「そもそも特命係に捜査権ないでしょ!」
右京　「わかっていれば結構、では改めて、よろしくどうぞ」
右京、亀山、がっちり握手

上記の右京さんと亀山薫のやり取りでも分かりますが、嘱託職員に捜査権はないとも言ってますよね。。。

要するに、亀山薫は
警察官としての採用ではない

という立場で、警視庁特命係に戻ってきたわけです。この設定であれば警察手帳も持っていない^※1はずです。そして、この嘱託職員の任期は石川県警では１年以内とされていて、更新するには再び『警察本部の課長、官、隊長、警察学校長及び警察署長の上申に基づき、警察本部長が任命するものとする。』という手続きを繰り返し踏まないといけないそうです。

※1　2022年11月９日放送の「相棒21第５話」で、事件現場に杉下右京と亀山薫が車で事件現場に到着した際、警備する警察官に杉下右京だけが警察手帳を出して、亀山薫は「いっしょ、いっしょ」というシーンがありました。タイムテーブル「7:33」　やはり亀山薫は警察手帳持っていないようです。

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まとめ

亀山薫、警視庁特命係に復職しましたが、警察官ではない形で復職したものと思われます。これって前相棒だった冠城亘が法務省から特命係に出向してきていた状態と似ていますね。この設定、かえって相棒２１が盛り上がりそうなきがします、ちむどんどんしますよー。相棒シリーズ最終章と言われているシーズン２１ですから、最後に派手にいろいろ起きそうな感じしてますね～。今後の展開が楽しみです!

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