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また野生イルカにかまれる…男性は手を3針縫うけが 福井の海水浴場に出没(福井テレビ)#Yahooニュースhttps://t.co/5R1aDzvlJP
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) August 8, 2022
2022年4月頃から福井県の海水浴場にイルカが居ついていて、最近は近寄った人に噛みつくようになり、ケガをする被害が多数伝えられています。イルカ好きのボクとしては野生のイルカとそこまで接近して触れ合える環境が羨ましくもあるんですが、ご当地ではあまりにも噛みつかれてケガをする人が多くなってきて困惑しているといいます。出現している海水浴場は福井県の観光名所で、夏の観光シーズン、このまま放置すれば観光客の客足に影響が出るかもしれません。海水浴客の安全が脅かされるとしてこのイルカが駆除されるかもしれないんですよ。福井県はこのイルカの駆除に動くのかどうか調べてみました。
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福井県の海水浴場に出現する野生のイルカは人を噛むという理由で駆除される?
野生のイルカは小魚・イカ・タコ・カニ類なんかを捕まえて食べているんですが、それらをガッツリと咥えて逃がさないために、鋭利な歯がぎっしりと80~90本生えていますー。
福井県の海水浴場に出没している野生のイルカはかなり人懐っこいようで、イルカが人にかまってほしくて甘噛みしたとしても、噛まれた人が驚いて噛まれた手を引き抜こうとすると、結構な裂傷がついてしまうそうなんですよ。。。イルカの甘噛みであれば、本来は噛まれた手など傷はつかないみたいなんですけどね。。。
イルカが甘噛みする様子
噛まれている男性、声を上げていますがケガはしていないようです。
‘Friendliest Dolphin’ Bites Man’s Hand During Close Encounter at Noosa https://t.co/PNLWkcfUbe @YouTubeより
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) August 8, 2022
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今回、問題になっている野生のイルカの噛みつき被害は2022年6月にカキ・ワカメ漁をしていた漁師さんが手を噛まれたのを皮切りに7月~8月にかけて10人以上が噛みつかれ軽症を負っています。通常、人間の生活圏に入って来た野生生物、熊とか、サルとかイノシシとか人間に危害を及ぼしそうになった時点で即駆除されますよね。このイルカも駆除の対象になっても不思議ではありません。
でも、人間に危害を与えるからと言って即駆除!!とはいかない事情を見つけてしまいましたー。
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福井県の海水浴場に出現する人に噛みつくイルカの正体→簡単に駆除できない理由
今回問題になっているイルカは福井県の以下の海水浴場に出現しているといいますー。
- 鷹巣海水浴場
- 鮎川海水浴場
- 越廼海水浴場
このイルカは2022年4月頃から上記の福井県の海水浴場に出現していますが、それ以前はどうだったのか? といいますとー、このイルカは2020年8月頃石川県の能登半島の突端付近の海岸によく出没していたイルカでした。しかも石川県珠洲市三崎町寺家にある神社、
須須(すず)神社の
御朱印のモデルにもなっているイルカでした!!
愛称は「すずちゃん」
須須神社 にはもともとイルカを神の使いとする伝説が伝わっており、2020年8月以降、神社の近くでよく姿を見るようになったこのイルカ「すずちゃん」を御朱印のデザインに取り入れたといいますー。野生動物愛護の観点もありますが、
神様の使いで、
「すずちゃん」という愛称まであるイルカを
即、駆除!!
というわけにはいきませんよね~
石川県に出没していた頃のイルカの「すずちゃん」についてはコチラ
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本来、イルカとはどういった生物か?
本来、イルカは群れで行動するものなんですが、今回、問題を起こしているイルカは1匹の個体が引き起こしている騒動とのことです。ニュースなどでは「迷いイルカ」みたいな形で報道されていますが、このイルカ、恐らく群れを追われて行き場を失ってしまった可哀そうなイルカなんだと思われます。イルカは愛嬌のある顔から癒しのシンボル、優しさの象徴的なイメージを持ちがちですが、ダークサイドの面もあって、同種以外にも向けられる奔放な恋愛行動(人間を含む)や、仲間をいじめたり最悪、〇〇してしまう事すらあるそうです。でもその辺の事はあまり知られていないんですよ。。。「Dolphin Darkside」でグーグル検索して出てくる海外の動画をご覧になるとその辺の事がよく分ります。
通常のイルカは人間に興味は持って近寄ってくることがありますが、基本は距離を取っています。何か一つでも気に入らないことがあれば人から離れてどこかへ行ってしまうものなんですが、今回の様に執拗に人間にまとわりつき、噛みつくという事ですので、今回問題を起こしているイルカの「すずちゃん」はちょっとも問題ありのイルカといえますー。恐らく、イルカの「すずちゃん」は仲間から排除されてしまった可能性が高いので、心が歪んで同種の仲間よりも人間に異常なまでに興味を持ってしまったと思うんですよ。
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下記の動画は福井県でダイビングショップを経営されている中瀬保幸さんという方がFACEBOOKにアップされたものです。
ビーチの浅瀬で人にまとわりつくだけでなく、水深のある海中でもこれほど人にまとわりつくイルカは、珍しいのレベルを超えてちょっと異常だと思うんですよ。スキューバーダイビング中の急浮上は命取りにもなりかねない危険を伴うので、イルカに身体を咥えられた状態で浮上なんてことになったら非常に恐ろしいんですよ。
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ボク自身、人生の中のとある数年間はこの野生のイルカの魅力にかなり深く取り付かれていた時期(23~25歳くらいの頃)がありまして、野生のイルカに対する思いは一般の方よりも大きい方なんですよ。
ちょうどこんな映画が話題になっていた時です。
正直、ボクはイルカ寄りの発想でものを考える人間なので、今回、「ビーチに出没するイルカに噛まれる人続出」のニュースを見て思ったのは、「どうせイルカにちょっかいかけた人間の方が悪いんやろ」程度に思っていましたが、上記のスキューバーダイバーにこれほどまでにまとわりつく様子を見て、あーこれはボクの知っているイルカとはちょっと違うわ~と思ったんですよ。人間もそうですけど、世の中、まともな方だけじゃないですからね。時々異常な方いますもんねー。。。
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まとめ
かつてボクが野生のイルカに会うために旅した西オーストラリアのモンキーマイアという場所は、今回の福井県の海水浴場の様にビーチの浅瀬まで野生のイルカがやってくるという場所でしたが、そのビーチはしっかりと管理され、イルカにむやみに手を触れたり一緒に泳いだりできる環境ではなかったんですよ。
今、問題になっている福井県の海水浴場は海水浴を売りにした観光地ですからねー。モンキーマイアの様に遊泳禁止にして。。。なんてことは出来ませんよね。だからといって、このまま放置するのも問題がありですよ。なにしろ異常なイルカが居ついてしまってますからね。現在、イルカか出没している海水浴場では超音波を発信するというイルカ抑止装置を複数個設置して、イルカを寄せ付けないようにしているといいます。
これ、イタリアの会社が作ったものなんですが、世界的にイルカ除けとして用いられているようです。福井県がこれをすでに導入していたのには驚きました。でも、これを設置してもイルカの「すずちゃん」、よそへ行くだけでまた別の場所で問題になりそうな気もしますが。。。どうなんでしょうね。最終的に、駆除という事が出来なければ生け捕りにされて、水族館やシーワールド的な所に送られることになると思うんですが、野生のイルカからしたらそこは牢獄の様なところですからねー。可哀そうすぎるので、できればそれは避けてほしいです。
一番いいのは人間に興味を無くしてくれればいいんですけど、どーですかね。石川県の能登半島突端あたりにいた頃は、人に目撃されることはあっても接触することはなかったそうなんですが、福井県の海水浴場で人と接して異常なほどに人に興味を持ってしまったようです。噛み癖がついてしまったのも、きっとこれまで噛んできた魚やイカ、タコ、カニよりも人の手や足の「柔らかいのに芯(骨)がある噛み応え」がめっちゃ新鮮で気持ちよかったのかもしれません。そうなるともう、このイルカの「すずちゃん」は人を噛むことをやめないでしょうね。。。イルカの寿命は40~60年とも言われています。放置しても解決には至らなそうです。難しい問題ですよ、これ。海水浴場の遊泳区域、全てネットで囲みますか? 「イルカに注意」の看板だけではもはや効果なしですよ。この夏の観光シーズンに影響出ないように福井県はどうするんでしょうね? 今後の展開に注目です!
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