篠原ともえの革の着物作品が世界的広告賞、ADC賞で2冠を達成 (https://t.co/hSpEn0RrOI)#Yahooニュースhttps://t.co/itxUcURdvz
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) May 21, 2022
あの、元シノラーの篠原ともえさんがデザインされた革の着物が2022年5月18日、米国のニューヨークADC賞を受賞!! しかも2冠受賞だったとのことですー。篠原ともえさんのデザインされた革の着物は、息をのむほど美しく、そして凄みを湛えた幽玄さが伝わってきます。見てるだけでぞくぞくしてくる作品です。海外の賞の受賞にふさわしい作品だと思うんですが、そもそも、米国のニューヨークADC賞ってなに?どんな賞? ってことなんですよ~。日本人には馴染みのない賞ですよね。一体どんな賞なのか調べてみました。
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篠原ともえさんがニューヨークADC賞を受賞した作品
「THE LEATHER SCRAP KIMONO」
息をのむほどの美しさ、
そして恐ろしいまでの凄みと幽玄さ。。。
この作品の素材は北海道で害獣として駆除されたエゾ鹿の革を使用しているそうです。通常、レザー製品を製作する場合は均一になめされた革の中心部分からパーツを切り出します。そして革の端の部分は廃棄されます。その本来廃棄される革の端がこの作品「THE LEATHER SCRAP KIMONO」の主素材になっています。「レザーのスクラップで作った着物」と言うわけです。なるほどねー。。。
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革は動物の皮を剥いで取り出されるものなので布地の様にロール状に反になったものは存在せず、元の動物の形の面影を残した1枚革として扱われます。有機的な革の端のビラビラの曲線を利用して、着物の柄になっている山の稜線に見立てデザインされています。この作品の素材となった動物たちが住む山々です。命から生まれる貴重な動物の皮を無駄にすることなく利用しつくし美しいアートを創造しています。そして貼り合わせた革の素材をアパレルとして仕立てる際、無駄な裁断をなくし、生地を余すことなく効率的に使用する日本の着物として仕立てられたのがこの作品「THE LEATHER SCRAP KIMONO」なのです。
今回のこの作品「THE LEATHER SCRAP KIMONO」は作品そのものも素晴らしいと思うんですけど、コンセプトもズバッと1本筋が通ってて、非の打ち所がないんですよねー。初めてこのニュースを耳にしたとき、「えっ~ 革の着物って~」って思いましたけど、そもそもこの企画のスタートが、一般社団法人「日本タンナーズ※1協会」による日本の革産業と文化を広く世界に発信するプロジェクトに、篠原ともえさんがデザイナーとして所属するクリエイティブスタジオ「STUDEO」が加わって実現したものなので、何を作るにしても素材は革である必要があったんですよ。
上記の動画ではモデルさんが見事に革の着物を着付けされていますが、恐らく革なので実際着用するとなると通気性の面などでいろいろ問題はあるかもしれませんが、これはもともと実用のために制作されたものではないですし、この作品は衣文掛けに掛けた状態で、有名な美術館に収められるべき作品だと思いましたねー。
※1 タンナーズとは製革業者、又は皮革製造に携わる人の事です。
メトロポリタン美術館に収蔵されて、眞子様に解説文書いてもらうとか。。。
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米国のニューヨークADC賞とはなにか?
米国のニューヨークADC賞は世界で最も古くから続いている工業デザインの賞です。正式名は「Art Directors Club of New York」です。純粋なファインアートではなく、何らかの使命や目的を持って作られた工業製品に優れたデザイン性、アート性を見出すものです。広告、デジタルメディア、グラフィック、出版デザイン、パッケージ、プロダクトデザイン、モーション、エクスペリエンス、空間デザイン、写真、イラストレーション、ファッションデザインの分野で芸術性と職人技に焦点を当てて優れた作品を表彰しています。2022年で101年目を迎えたそうです。101年前は日本で言うと大正10年ですよ。関東大震災の起こる少し前です。その当時から脈々と工業デザインに注目して賞を与え続けていると考えると、この米国のニューヨークADC賞はかなり格式の高い賞だという事が理解できます。
さらにこの賞には大企業から小さなエージェンシー、フリーランスの個人までがエントリーできる賞です。大企業は参加費が高額でフリーランスの個人は少額の参加費で参加できるように調整されているとの事です。大企業から個人まで同じ土俵でデザイン性、アート性が競われるのは面白いですよねー。今回受賞した「THE LEATHER SCRAP KIMONO」の「STUDEO」の他にも日本からは電通の作品が数多く出品され受賞もしている様でした。米国のニューヨークADC賞の受賞者は、審査員によって選ばれ、ゴールド、シルバー、ブロンズのキューブを受賞します。※トロフィーがキューブの形をしています。
今回の篠原ともえさんデザインの「THE LEATHER SCRAP KIMONO」は
- 「ブランド・コミュニケーションデザイン/プロモーシャル・アパレル」カテゴリでシルバーキューブ受賞
- 「ファッションデザイン/伝統衣料デザイン」カテゴリでブロンズキューブ受賞
の2冠達成しています。他にはどんな作品が受賞したのか、ゴールドキューブを受賞した作品ってどんなの? って気になりますよねー。2022年に米国のニューヨークADC賞の受賞作品はコチラからご覧になれます。 ※但しこの受賞作品のページは非常に重いようで、詳細へ進むと画像が表示されないところが多々ありました。ボクは光回線使ってるんですが開けない部分がありました。
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まとめ
と言うわけで今回、ニュースになった篠原ともえさんの米国のニューヨークADC賞受賞は篠原ともえさん個人の作品と言うわけではなく、日本タンナーズ協会所属の皮革職人の方たちの技術と、デザインを手がけた「STUDEO」とが手を組んで生まれた作品であることがわかりました。ちなみに「STUDEO」の代表をされている池澤樹(いけざわ たつき)さんは篠原ともえさんの旦那さんでもあります。「THE LEATHER SCRAP KIMONO」はチームで創作したものではありますが、やはりデザインの中心には篠原ともえさんが存在していたと思われます。それは過去の彼女の作品を見ればその遍歴がしっかりと見て取れるからです。
例えば2020年に発表したこれらのドレス
これらのドレスのモノトーンのグラデーションの扱い方、素材のまとめ方が、今回の作品「THE LEATHER SCRAP KIMONO」につながっているのがよくわかりますよねー。いやー、篠原ともえさん、どえらいセンスですよ~。いやーこれ、実物をぜひ見てみたいですね。可能であれば触れてみたいですよ。
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50代のおっさんのボクにとっては、篠原ともえさんといったら、90年代のシノラーのキャラがもう頭にこびりついて離れなくなっているんですよね。シノラーのキャラ、大好きでしたし、めっちゃ面白かったです。ご存じない方はYoutubeで検索してみてください。当時のシノラーキャラ、現在は全く面影ないですよね。逆にすべてなかったかのようにふるまう現在の篠原ともえさんに、ボクは「えー」と思うところがあって実はちょっと受け入れがたく思っていました。なんでシノラー否定しはるんやろ。。。と。でも、今回の作品「THE LEATHER SCRAP KIMONO」を見て、その才能に驚愕してしまいました。やっぱり篠原ともえさんはただものではないな、と。いい意味でシノラーよりもぶっ飛んでいますよ、この作品は。これきっかけで、今の篠原ともえさんのキャラも受け入れることが出来そうですよ。
篠原ともえさん、今後もまだまだ活躍されますよきっと!! 楽しみです!!
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