【オクラ】未解決事件は「お蔵入り」ではなく「お宮入り」、タイトルおかしくない?

10月8日スタートしたフジテレビ火曜日9時放送のドラマ「オクラ～迷宮入り事件捜査～」は未解決事件を専門に扱う部署、「警視庁捜査第一課特命捜査情報管理室」を舞台に、反町隆史さんと杉野遥亮さんのW主演で話題の秋ドラマなんですが、ドラマ中で未解決事件の事を「お蔵入り事件」と言っていることに違和感を感じている視聴者が続出しています。警察では未解決事件の事は「お宮入り事件」と言うのが通常です。「お蔵入り」と「お宮入り」の違いについて解説します。

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【オクラ】未解決事件は「お蔵入り」ではなく「お宮入り」、タイトルおかしくない?

ドラマ「オクラ～迷宮入り事件捜査～」のメインビジュアルでは上記の様に副題に「迷宮入り事件捜査」と表記しているにもかかわらず、公式ホームページや劇中では、未解決事件の事を「お蔵入り事件」と言っているんですよ～。これ、非常に違和感を感じます。

何故なら警察では
「お蔵入り」という表現は使いません。
未解決事件の事は「迷宮入り」「お宮入り」と言う
のが通常だからです。

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「お蔵入り」と「お宮入り」という言葉の違い

「お蔵入り」という言葉が使われるのは、主にエンターテイメント業界で使われる言葉です。映画やドラマ舞台、書籍などに置いて、作品が完成したにもかかわらず、何らかの事情で世の中に発表できなかった作品を「お蔵入り」「お蔵になる」と表現します。

エンターテイメント業界以外で使われる場合は、実現しなかった事業のプロジェクトや製品が完成したにもかかわらず、販売できなかった場合などにも使われたりします。

一方、「お宮入り」という言葉は、事件が解決せず「迷宮入り」するという意味合いから来た警察の隠語です。警察の隠語集に「オミヤ」とという言葉は存在しますが、「お蔵入り・オクラ」という言葉は存在しません。

ドラマのタイトルに「オクラ」、これって致命的なミス?

個人的にも反町隆史さんのファンという事もあり、反町隆史さんが久しぶり刑事役で登場するというこのドラマには期待していました。しかし、このタイトル、「オクラ」ってどうなんでしょう。。。公式ホームページや劇中でも堂々と「お蔵入り事件」って表記しちゃってますから、きっと間違えちゃったんだと思われます。これ、かなり恥ずかしい間違いだと思うんですが。。。

番組のスタッフや、演者さん、誰一人気付かなかったんでしょうか? 最近のドラマそういう単純ミス、良く起きてますよね。今年のドラマでも建築士と土木設計士を一緒くたにしたドラマがありましたけど、放送前に視聴者からツっこまれて訂正してましたし。。。

今回はドラマのタイトルに「オクラ」ってしちゃいましたから、どーにもできないと思います。あえて「オクラ」という言葉を使用しているなら、「お宮入り・オミヤ」ではなく、なぜ「オクラ」にしたのか説明がないと、この先ここに引っかかって、ストーリーに集中できない事になりかねませんよね。

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第1話のストーリーも納得のいかない事ばかり。。。

ドラマのタイトルも怪しいんですが、「オクラ～迷宮入り事件捜査～」の第1話もかなり違和感があるストーリーでした。

反町隆史さん演じる飛鷹千寿刑事が、逮捕できる決定的な証拠がなかった容疑者に対して、違法捜査で無理やり証拠を入手して逮捕送検するという乱暴な内容でした。今の視聴者はあらゆる刑事ドラマを観て目が肥えていますから、警察がどんなに有力な犯罪の証拠を掴もうとも、その入手方法が違法であれば、証拠能力はなくなってしまうという事は知られています。

第1話では、飛鷹刑事、違法捜査で容疑者宅に令状もなしに押し入りましたし、末期がんで意識のない容疑者に自白を強要してそれがきっかけで容疑者亡くなってしまったのに、お咎めなしで、被疑者亡くなったため不起訴という処分を勝ち取っていました。

なぜ、飛鷹千寿刑事が許されているのか? 説明もありません。容疑者に身寄りがなく、弁護士も付いていなかったので違法捜査に関して声を上げる人がいないから、飛鷹刑事はお咎めなしだったのか? その辺がよくわからないままでした。第2話も飛鷹刑事、普通に捜査しているようですし、なぜ、許されているのか? どうなっているのか? よくわからないんですよ。

第2話予告編