なぜ弥生は夏と別れても海ちゃんに関わり続けるのか?【海のはじまり考察】

フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」の第10話では、第9話で月岡夏(演 目黒蓮) と別れた百瀬弥生(演 有村架純) が、海ちゃん(演 泉谷星奈) とは友達として今後も関係を続けるという事が描かれました。これ、ちょっと違和感ありますよね～。付き合っているカップルが別れた場合、その後はきっぱり忘れて(忘れようと努力して) 全く会わずに別々の道に進むのが通常です。男女間では恋人関係から中途半端な友達関係に戻っても、どちらかに新しいパートナーがいずれは出来ますし、別れた後も距離が近いと何かと精神衛生上、好ましくない事の方が多くなります。しかし、弥生は、夏と別れても海ちゃんとは友達として付き合っていくようです。なぜ弥生は夏と別れても海ちゃんと関わり続けるのか? について考察します!

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なぜ弥生は夏と別れても海ちゃんに関わり続けるのか?【海のはじまり考察】

ドラマ「海のはじまり」第10話では、百瀬弥生(演 有村架純) が海ちゃん(演 泉谷星奈) に、月岡夏(演 目黒蓮) とお別れしたことを告げるシーンがありました。通常であれば、夏と別れたなら、夏には会わないし海ちゃんとも、もう会わないのが普通ですが、弥生は海ちゃんと友達関係になって今後も海ちゃんに関わり続ける事になりました。

なぜ弥生は夏と別れても
海ちゃんに関わり続けるのか?

それは、
南雲水季が海ちゃんを産んだのは
弥生が産婦人科クリニックの「ご意見ノート」に
残したメッセージがきっかけになった事を知ったから
と推測します。

第9話で、弥生は南雲水季(演 古川琴音) からの手紙を読んで、水季の手紙の中に、8年前に弥生自身が産婦人科クリニックの「ご意見ノート」に記したメッセージがそのまま書かれていた事で、自分が書いたメッセージを水季が読んで、赤ちゃんを産まない決断を覆したんだ、と確信したと思います。(※第9話では弥生がこの件に気付いたかどうかはっきり描かれていません。曖昧なシーンになっています)

海ちゃんがこの世に生を受けた事に
弥生自身が深く関わっていた。
だから夏と別れたからと言って
放ってはおけない。
これが、弥生が夏と別れた後も
海ちゃんに関わり続ける理由だと推測します。

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夏に新しいパートナーが出来れば話は別ですが、今後もし夏にパートナーが現れなければ、「女の子に起こる身体の変化の問題」に夏が対応するのは無理、と弥生は考えているんだろうと思います。海ちゃん現在7歳ですが数年もすれば女の子の色んな問題に直面するはず。その時海ちゃんが相談できる相手に弥生はなろうとしているんだと思います。

だったら、弥生は夏と結婚して、
海ちゃんのお母さんとして
関わっていけばいいじゃない!!

って誰しも思いますよね。でも弥生はそうしなかったという事は、それなりの理由があったはずです。

弥生が海のお母さんにならなかった本当の理由は?

第9話で百瀬弥生(演 有村架純) が月岡夏(演 目黒蓮) にした別れ話、弥生が夏と別れたいと思う動機がちょっと弱く感じるんですよ。ドラマの最初の方では海ちゃん(演 泉谷星奈) のお母さんやる気まんまんでしたからね。そんな弥生の気持ちを変えたのが、

という事だけだと、あまりにも説得力に欠けるかな、と思うんですよ。

弥生が夏に語らなかった、
「本当の別れの理由」があるのではないか?
と思うんですよ。

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本当の理由考察／その1

その理由の1つが、別記事にも書きましたが、「弥生が夏の子供を授かったからではないか?」という説です。

夏と弥生が結婚し海ちゃんと3人家族で生活をスタートさせた矢先に、もう一人、夏と弥生の子供が生まれるとなったら、かなり夏も海ちゃんも、そして弥生も混乱しそうですよね。弥生は過去に自分の子供を産まない決断をして処置していますから、今度産まれてくる子供にはしっかりお母さんしてあげたいと思っているでしょうし、海ちゃんより、自分が産んだ子供の方が大切で可愛く思ってしまったらどうしよう、って考えたのかもしれません。母親として子供たちに公平に愛を注げないなら、海ちゃんのお母さんになるべきではない、そう考えると、弥生が夏と別れた事に納得がいきます。

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本当の理由考察／その2

考えられるもう1つの理由は、水季の亡くなる原因となった「子宮頸がん」という病気です。

この病気は、パートナーとの親密な行為でうつるウィルス性のがんです。ドラマの脚本家がこの病気を敢えて選んだからにはそれなりの理由があったはずです。水季のがんについては下記の記事に詳しくまとめています。

水季にこの病気をうつしたのが夏だとすると、

弥生もこの病気に感染している可能性が
少なからずあります。

もし、弥生がこの病気に感染していた場合、海ちゃんからしてみれば、自分のお母さんになった人が2人が立て続けに同じ病気で苦しむ事になります。そんなことになれば、感受性の高い海ちゃんですから、ショックで精神的に参ってしまう可能性があります。

弥生に関しては、職場の同僚に婦人科の検診にちゃんと行くようにと促すタイプの人なので、自分の体調管理は出来ている人だと思うので、たとえ「子宮頸がん」だったとしても末期ってことはないと思います。しかし、弥生は自身がこの病気になってしまったことで海ちゃんにショックを与えないように、そして夏に負担をかけないように、という配慮から、夏と結婚することを諦め、海ちゃんに母親になる事も断念して、夏とは別れ、海ちゃんとは「友達」という関係で繋がる事にしたのではないか? と思うんですよ。

もしかすると上記の2つの理由が重なっているケースも考えられます。この病気が発覚するのは子供を授かった時に、産婦人科ではこの病気の検査も一緒に行いますからね。

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まとめ

ドラマ「海のはじまり」第10話で、月岡夏(演 目黒蓮) と別れたはずの百瀬弥生(演 有村架純) がことのほか登場し、海ちゃん(演 泉谷星奈) とは今後も友達として関わり続ける事がわかり、ちょっと違和感を感じました。通常、別れたカップルは、お互いの幸せのために別れた後は顔を合わさないようにするのが一般的ですからね。

弥生が海ちゃんとの関りを持ち続けるなら、もしかしたら夏との別れには別の理由があったのではないか? と考えその本当の理由について考察しました。

第11話予告編