大谷翔平40-40のホームランボール→民間業者の認証方法は?どうやって確かめる?

日本時間8月24日にドジャース大谷翔平選手が達成したシーズン40本塁打／40盗塁(以下「40-40」と表記) の快挙。記念球となるホームランボールをキャッチしたのは、カリフォルニア州ベイカーズフィールド在住のトロイ・ブエンテオさんでした。しかし、スタンドインしたボールは原則としてMLBの認証システムの管轄外となり、トロイ・ブエンテオさんのホームランボールはMLBの公式認証がされませんでした。そこで、トロイ・ブエンテオさんはスポーツ関連グッズの第三者認証認と格付けサービスを行っている民間業者にこのホームランボールを認証してもらう手続きを進めているとの事。この民間業者はどのようにホームランボールが本物だと確かめるのか? その認証方法について調査しました!

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大谷翔平「40-40」記念球、なぜMLBは認証しないのか?　

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大谷翔平40-40のホームランボール→民間業者の認証方法は?どうやって確かめる?

大谷翔平選手の「40-40」のホームランボールをMLBが認証しない理由については下記の別記事に詳しくまとめていますので、興味のある方はまずそちらからお読みください。

「40-40」のホームランボールをキャッチした
トロイ・ブエンテオさんの近況記事(東スポWEBより)

上記の「東スポWEB」の記事によりますと、「40-40」のホームランボールをキャッチしたトロイ・ブエンテオさんはMLBからホームランボールの認証を受けられない事に困惑し、民間業者にホームランボールの認証を依頼することにしたという事が書かれています。

「40-40」の記念球をキャッチしたトロイ・ブエンテオさん

アメリカで、スポーツ関連グッズの第三者認証、格付けを行う民間業者で最も有名で権威があるとされているのが「PSA(Professional Sports Authenticator)」という民間業者です。

この業者は、大谷翔平選手がドジャース移籍後第1号ホームランを打った際にホームランボールをキャッチした、アンバー・ローマンさんがそのホームランボールと、大谷翔平選手のサイン入りバット、サインボール、サインキャップなどと交換しました。その際、アンバー・ローマンさんがドジャースから受け取ったグッズ類の認証を依頼をしたのもこの「PSA」でした。(※THE DIGESTの記事参照)

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「PSA」の「Photo Matching(写真マッチング)」サービスを利用か?

恐らく、「40-40」のホームランボールをキャッチしたトロイ・ブエンテオさんもこの「PSA」に認証を依頼するものと推測されます。

「PSA」には「Photo Matching(写真マッチング)」というサービスを提供しています。認証を受けたい品物が本物かどうか、その品物が使用されたとされる試合の動画や関連画像などを集めて、その品物の個性となる特徴、汚れやシミなどの位置を照合して真贋を判定するというサービスです。

「Photo Matching(写真マッチング)」のサービス概要

認証サービスはもちろん有料。鑑定品にどの程度の価値がつくのかが前提になって料金が設定されています。料金は2段階に設定されていて、まず写真一致鑑定の調査費用が掛かり、本物だと判明した際に写真一致証明書の発行費用が掛かります。

これがですね、
なかなかいいお値段取るんですよ。。。

大谷翔平選手の「40-40」のホームランボールの価値、どの位と見積もりますか? 大谷翔平選手のメジャー通算176号ホームランボールがオークションにかけられており8月30日時点で価格が12万ドル(日本円で約1740万円) に設定されています。8月23にちに始まったオークションですがまだ入札者は居ません。

大谷翔平選手の「40-40」のホームランボールに仮に10万ドル(日本円で約1450万円) の価値だった場合、20万ドル(日本円で約2899万円) の価値だった場合に以下の料金が発生します。

品物の価値(申告価格)	写真一致鑑定調査価格	写真一致証明書発行料	合計
ホームランボールの価値が「10万ドル(日本円で約1450万円)」の時	999ドル(日本円で約14万5000円)	1499ドル(日本円で約21万7000円)	2498ドル(日本円で約36万2000円)
ホームランボールの価値が「20万ドル(日本円で約2899万円)」の時	1499ドル(日本円で約21万7000円)	1999ドル(日本円で約29万円)	3498ドル(日本円で約50万7000円)

ホームランボールの認証が取れるのであれば、ホームランボールにはそれなりの価値がつきますが、認証できなかった場合は、写真一致鑑定調査費用だけを支払って終わり、ただの赤字、という事になるんですよ。約14万～22万円の調査費用が無駄になるという事です。普通の人の金銭感覚ですと、なかなかの負担ですよね。。。

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今回の大谷翔平選手の「40-40」のホームランボールにはMLBがマーキングした刻印も入ってない為、ホームランボールの真贋判定にはトロイ・ブエンテオさんがスタンドでこのホームランボールをゲットした瞬間の動画が見つかるかどうかにかかっていると言います。

しかし、上記の「東スポWEB」の記事によりますと、トロイ・ブエンテオさんがホームランボールをゲットした決定的瞬間となる動画が見つかっていない為、認証が難しい状況になっているとの事。

じゃあ、認証は難しそう。。。

と思ったのですが

下記の動画にトロイ・ブエンテオさんが
「40-40」のホームランボールをゲットする様子が
バッチリ写っています!!

トロイ・ブエンテオさんが
「40-40」のホームランボールをゲットする様子

ホームランボールがスタンドに入ったところから、動画をコマ送りすると、トロイ・ブエンテオさんがボールを握りしめているところがバッチリ確認できます。

決定的瞬間がコチラ

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ドジャーブルーのパーカー姿のトロイ・ブエンテオさんが右手にしっかりボールを掴んでいる画像が確認できます。トロイ・ブエンテオさんはこの日、息子さんと義父と3人で来ていたとインタビューで答えていました。義父の存在は分かりませんが息子さんは隣にしっかり写ってますよね。

トロイ・ブエンテオさん、もしくは「PSA」がこの動画に辿り着くのは恐らく時間の問題だと思われます。

トロイ・ブエンテオさん、
恐らく「PSA」で
大谷翔平選手の「40-40」のホームランボールの認証
してもらえると思われます!
良かったですね!!

まとめ

大谷翔平選手の「40-40」のホームランボールをキャッチしたトロイ・ブエンテオさん、MLBからの公式の認証を拒否され、民間業者に認証を依頼しているという記事を受けて、MLB公式が認証しない物を、民間業者がどのような手立てで認証するのかについて調査しました。

「東スポ」の記事では、トロイ・ブエンテオさんがホームランボールをキャッチした決定的瞬間の動画が見つかっていないと書かれていますが、実際にはその決定的瞬間も存在していることが確認できました。

トロイ・ブエンテオさんも「PSA」の認証が取れたら恐らくオークションに出品するでしょうね。大谷翔平選手の「40-40」のホームランボールにいくらの値が付くか? 注目しましょう!!

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