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フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」第8話で月岡夏(演 目黒蓮) の実父・溝江基春(演 田中哲司) が登場。25年ぶりに夏と再会。海ちゃん(演 泉谷星奈) を基春に引き合わせるも心無い言葉をかけられ、基春に対して怒りを爆発させ、喫茶店の椅子を蹴り飛ばした夏でしたが、その行動は、たとえドラマと言えどもちょっと行き過ぎた演出でした。さらに、この「椅子蹴り飛ばし」と第8話で基春が語った夏の幼少期のエピソードなどと合わせて考えると、もしかしたら夏は軽度の自閉症スペクトラム障害※1を持っているのかも? と思えてきます。夏が軽度の自閉症スペクトラム障害を持っていると思う11の理由を以下に解説します。
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【海のはじまり】夏が自閉症スペクトラムだと思う「11の理由」
ドラマ「海のはじまり」第8話で、月岡夏は3才の時に別れた実父・溝江基春に海ちゃんを連れて会いに行きました。25年ぶりの再会でしたが、夏の現在の事情を知ると「本当にお前の子なのか?」と言い出す基春。視聴者的には基春がこう考えるのは、もっともな意見で、これまでドラマでこのような意見が出てなかったことに気持ち悪さも感じていました。やっと普通の価値観持った人が出て来た! って言う感じでした。
しかし夏は、基春のこの発言に憤慨し、弟の大和に連絡して海ちゃんを迎えに来させ、海ちゃんをその場から退避させました。その後も、基春は「海? 変な名前。。。母親も変わってんだな」などと心無い言葉を夏に浴びせた事から、夏は怒りを爆発させ、喫茶店の椅子を蹴り飛ばすという暴挙に出ます。
これまで大人しいキャラクターだった夏が突然怒りを爆発させた事、あまりにも基春がクズキャラだった事から、視聴者の多くは夏が椅子を蹴り飛ばした事に対して肯定的にとらえていましたが、
これ、十分異常な行為だと思うんですよ。
夏のこの行為と
基春が語った夏の幼少期の様子から、
夏は軽度の自閉症スペクトラム障害を
もっている可能性がある
と感じました。
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【理由1】喫茶店の椅子を蹴り飛ばす
人と話をしていて、たとえ激しい怒りを感じたとしても、喫茶店の椅子を蹴り飛ばすという行動は一般人はやらないですよね。普通の人なら、席を立ってその場から立ち去ります。その場にあった椅子を蹴り飛ばすなんてことは、いわゆる「輩」と言われる反社の方たちが起こす行動ですよ。
本来はこういう人たちがやる行いですよ!
小沢仁志!!
こんな感じの方たちが借金回収に来て、椅子をドーンと蹴ったりするのは分かります。でも、夏(演 目黒蓮) がそれをやってはダメですよね。。。
夏はものすごいストレスがかかった状態に追い込まれると、物に当たる人なんだ。。。と思いました。ちょっと一般の感覚とはズレていると感じましたね。
第8話では、基春が語った夏の幼少期のエピソードにも夏が軽度の自閉症スペクトラム障害を持っていた事を示唆するものが含まれています。
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【理由2】いつも基春の後ろをくっついてくる夏が面白かった。
基春(演 田中哲司) は幼い夏がいつも自分の後を付いてきて、それが面白かったと語っていました。自閉症スペクトラム障害が無くても小さな子供が父親の後を付いて回る事はありますが、夏(演 目黒蓮) が基春の後をついてまわる様子は自閉症の兄弟の人生を描いた映画「レインマン」を彷彿とさせます。
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【理由3】生まれてから3歳まで毎日違う顔をする夏が面白かった。
基春(演 田中哲司) は、よその子は毎日同じ顔なのに、生まれてから3歳まで毎日違う顔をする夏(演 目黒蓮) が面白かった、と言っています。これは単に他人の子よりも自分の子は特別可愛かった、とも取れる言葉ですが、夏が他の子供とはちょっと違う個性を持っていた事を言い表している、とも取る事が出来ます。いつ見ても夏は他の事は違っていた、という意味合いも含んでいるかもしれません。
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【理由4】基春が3歳の夏に「カメラが欲しいか?」と聞いたら笑ったからカメラをあげた。
夏(演 目黒蓮) の実の両親、基春(演 田中哲司) とゆき子(演 西田尚美) が離婚することになり、夏の成長を記録していたカメラはもういらなくなるから、3歳の夏に「欲しいか?」と聞いたら笑ったからカメラをあげた、と基春は語っていました。3歳になれば、普通は自分の意思表示を言葉で説明できますよね。「欲しい」「いらない」も言葉に出来る年齢です。夏が笑っただけで何も答えていない事に、ちょっと違和感を感じます。
【理由5】ゆき子が夏の体重が増えない事を気にして大泣きした。
基春(演 田中哲司) が夏を久しぶりに抱っこした時、「重くなったな」と言ったら、妻のゆき子(演 西田尚美) が大泣き。ゆき子は夏の検診で夏の体重が増えない事に対してかなり気にしていたとの事。
検診で赤ちゃんの体重が増えない事は割とよくある事ですが、ゆき子が大泣きまでしたことに違和感があります。夏の体重が増えない事の他にも、いろいろ心配事が重なっていた可能性があります。
この大泣きが基春とゆき子の離婚に繋がったような口ぶりで基春が話していた事から、ゆき子も相当切羽詰まっていたのかもしれません。
発達障害を持つ子供のサポートをしている「ハッピーテラス」のサイトによると、自閉症スペクトラム障害を持つ子供は食べ物にも独特のこだわりを持っており、好き嫌いが激しい傾向にあり、偏食になり、体重が増えないケースがあると言います。
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【理由6】夏の成長を記録するカメラ、勧められたのが高かった。
基春(演 田中哲司) は、毎日違う顔をする夏(演 目黒蓮) を記録しておこうと思い、カメラを購入。勧められたカメラがフィルムカメラでしかも高額だったと語っています。ドラマに登場するこのカメラは1990年に発売された「CONTAX T2」という機種です。当時の販売価格は12万円でした。
なんでカメラが
趣味でもないのに
そんな高いカメラ
買ったんだろう?
発達障害のニュースサイト「たーとるうぃず」によりますと、自閉症の子供の写真撮影はなかなか大変だという事が紹介されています。カメラを向けられることを極端に嫌がる場合もあるため、基春はカメラ店で、一眼レフのようなあまり主張の強いカメラではなく、さりげなく、そして素早く撮影することができ、さらにそれなりに美しい写真を残したい、という要望を出して、この「CONTAX T2」を勧められたんだと思います。
夏は現在28歳の設定です。基春とゆき子(演 西田尚美) が離婚したのが夏が3歳の時でしたから1996年~1999年の3年間、基春は夏をカメラで撮影していたと考えられます。第8話では、現像代やプリント代のかかる「CONTAX T2」を面倒くさい、デジカメでよかったと後悔するシーンがありましたが、当時のコンパクトデジカメの画素数は35万画素~200万画素程度しかなく、夏の姿を美しく残したかった基春にとっては、デジカメでは機能が十分でなかったと考えられるんですよ。
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夏が自閉症スペクトラム障害をもっているならいろんなことに納得がいく件
第8話に初登場した夏(演 目黒蓮) の実父、溝江基春(演 田中哲司) が語った夏の幼少期のエピソードから、夏が軽度の自閉症スペクトラム障害を持っているのではないか? という疑惑が生じました。もし、夏が自閉症スペクトラム障害を持っているならこれまでドラマ「海のはじまり」で納得のできなかった事の辻褄があってきます。
【理由7】夏は弥生に対して配慮が無さ過ぎる
毎週月曜よる9時放送#海のはじまり
— 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】 (@umi_no_hajimari) August 2, 2024
海の好物がコロッケだと知り、得意とは言えない料理を頑張っている弥生
キッチンでのオフショットをお届けします❕#有村架純 pic.twitter.com/CppI06AAVT
夏は弥生に対して配慮が無さ過ぎます!
そうそう、
弥生が可哀想すぎるって
何度も思った!
それはドラマ「海のはじまり」を見ている視聴者のほぼ全員の意見だと思います。夏(演 目黒蓮) は弥生(演 有村架純) の前でも、水季(演 古川琴音) の名前を遠慮なく、何の気遣いもなく口にします。それに対して、弥生が何とも言えない辛い表情を浮かべても夏はそれを察する様子がありません。
第3話で、南雲朱音(演 大竹しのぶ) が弥生に対して「子供産んだことないでしょ!!」と理不尽に責めるシーンがありましたが、隣に立っていた夏は、ぼーっとしていて弥生を庇う事が出来ませんでした。
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発達障害の子供を持つ家族を支援する「LITALICOライフ」のサイトによると、自閉症スペクトラム障害の最も大きな特徴は
対人交流の際、
コミュニケーションが上手く取れない
とあります。そもそも、
人と関わる事を苦手としていて、
その場を空気を読んで行動したり、
相手の気持ちを察することが出来ない
と言います。
弥生の前で、弥生よりも海ちゃんや水季の方が大事だと思えるような行動を取ったりする夏に対して、視聴者からは「何て配慮のない人」、「私なら夏とは別れる」とまで言われていましたが、夏が自閉症スペクトラム障害を持っているとすれば、それを平気で出来てしまう事に納得がいきます。
弥生や海ちゃん、南雲家、津野などそれぞれに対して、ふさわしい「水季」の呼び方があるにもかかわらず、夏が誰に対しても一貫して「水季」と呼んでいるのは、
自閉症スペクトラム障害特有の
「こだわり行動」
と言えます。
夏はこれ、変える事が出来ないんですよ。
【理由8】夏の声が小さすぎて何言ってるのか聞こえない問題
ドラマ開始当初から、主人公・月岡夏の声が小さ過ぎると視聴者から批判の声が上がっていましたが、現在もそれは全く解消されていません。
発達障害を持つ子供の支援をしている「コペルプラス」のサイトによると、日常生活において、話をする際の声の大きさが声が大きすぎる、小さすぎるなど、周囲の人と同じように声の大きさを調節できないのも発達障害を持つ人にはよくある事だそうです。
夏が小声でぼそぼそ会話するのも、自閉症スペクトラム障害の可能性を示唆するものでした。
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【理由9 追記】夏と夏の会社の先輩・藤井とのやりとりがかみ合ってない件
月9ドラマ #海のはじまり
— 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】 (@umi_no_hajimari) July 29, 2024
第5話放送まで【あと3時間】
印刷会社で働く夏と、頼れる先輩の藤井
オフィスでの2ショットです❕
3時間後、どうぞたくさんの感想をお寄せください!
キャスト・スタッフ一同楽しみに拝読します!!#目黒蓮 #中島歩 pic.twitter.com/bSZXY8YO79
夏(演 目黒蓮) が軽度の自閉症スペクトラム障害を持っているのではないか? と疑う夏の行動は、夏の会社の先輩・藤井(演 中島歩) とのやりとりに最も見て取れます。
第2話で、夏が水季の葬儀出席のために会社を休み、休み明けに出社した際に藤井が夏に「大丈夫だったか?」と声をかけますが、夏は何の事を言われたのか理解できずに「え?」と聞き返し、「いやいやいや、身内の不幸って聞いたけど。。。」「んん、身内では。。。」みたいなやり取りがありました。全然かみ合ってないですよね。
最も夏が自閉症スペクトラム障害ではないかと思えるやり取りは、第3話で、夏の会社の部長が妻の出産の立ち合いで会社を遅刻するという連絡を聞いた夏が、藤井に「出産の立ち合いって何するんですか?」と質問。「何もしないよ、ただそこにいるだけ」と答える藤井に対して、さらに夏が「じゃあ、なんで立ち会ったんですか?」と質問。すると藤井が冗談交じりにボケて「無責任って思われたくないからかな。」と答えると、
真に受ける、夏のこの顔である。
笑いもしない夏に慌てた藤井がすかさず訂正するというこのやりとり。。。
人の話を額面通りに受け取ってしまう、行間が読めない、という自閉症スペクトラム障害を持つ人の特徴まんまですよね。これ、夏が自閉症スペクトラム障害を持っているという前提で見ると、夏のこの反応にも納得がいきますよね。
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夏が突然、溝江基春に会いに行った理由も自閉症スペクトラム障害が関係していた
また第8話では、夏は突然、25年間会っていなかった実父・溝江基春(演 田中哲司) に海ちゃんを連れて会いに行きました。南雲家も月岡家もそして弥生も夏と海ちゃんを受け入れてくれて万事うまくいっている中、トラブルの火種になりかねない夏の実父に、なぜ夏が会う事にしたのか? これ、大きな謎でしたが、夏は基春に連絡を入れる前、この藤井と話をしていました。
夏が一週間の夏休み明けに会社に出社。先輩の藤井に夏休みの予定を尋ねます。すると藤井は「双方の実家に行く」と答えました。さらに藤井は、「親が孫を見せろ、合わせろってうるさいんだよ」と続けました。
この会話を真に受けた夏が、次のシーンで基春に電話をかけていました。夏は、基春もきっと海ちゃんに会いたいはずだと考えて、海ちゃんを伴って基春に会いに行ったんだと思います。月岡家でも海ちゃんは暖かく迎え入れられていましたからね。
朱音が海ちゃんの出かける支度をしながら、「なんで海ちゃんを連れて行くんだろう?」と言っていました。翔平(水季の父/演 利重剛) は「心細いんじゃない?」と言っていましたが、夏は海ちゃんを基春に会わせれば基春が喜ぶと思い込んでいたんだと思います。
しかし、基春との再会は夏の考えていたものとは全く違いました。想定外の出来事は自閉症スペクトラム障害を抱える人には大きなストレスになります。「本当にお前の子か?」「海、変な名前。。。母親も変わってんだな」とたてつづけに浴びられ、基春に怒り爆発、喫茶店の椅子を蹴り飛ばすという行動につながったわけです。
このように
夏が自閉症スペクトラム障害を持っていると仮定すると、
何もかも辻褄があってくるんですよ。
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【理由10 追記】新田写真館に夏と基春が通っていた事。
毎週月曜よる9時放送#海のはじまり
— 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】 (@umi_no_hajimari) July 27, 2024
フィルムカメラを愛用している夏
行きつけのカメラ屋での撮影風景をご覧ください❕
店主の新田と夏は、気の置けない間柄のようです!!#目黒蓮 #山崎樹範 pic.twitter.com/ZclDsDzsPC
夏が「CONTAX T2」で撮影したフィルムを現像+プリントに出しているのが、上記の新田写真館でした。第8話では、夏の実父・基春もこのお店に通っていて店主の新田とは懇意の仲でした。
この新田写真館、ごく普通の街の写真屋さんで特にマニアックなユーザー向けのお店には見えませんから、わざわざ夏が遠出してまで通っているお店ではなく、自宅の近所の写真屋さんのはず。
夏の実家・月岡家はスピンオフドラマ「兄とのはじまり#2」を見ると、弟の大和が「この距離で一人暮らしは贅沢すぎる」と話している事からもわかるように、月岡家と夏が借りているアパートとはそれほど離れてないようです。
という事は、
夏の実家・月岡家と夏のアパート、
そして新田写真館はほぼ同じ地域に
近接していると考えられます。
そこで基春もこの新田写真館に通っていた事を踏まえると、現在の月岡家の家は、基春とゆき子が暮らしていた家で、二人が離婚し基春が家を出て行ったと考えられます。第5話で夏がゆき子に基春の消息を訪ねた際、ゆき子は「どっかで元気にしてるでしょ」と答えていました。基春は離婚後、ゆき子と夏から距離を取った場所に引っ越したと思われます。
基春が離婚して家を出て行ったのも、自閉症スペクトラム障害を抱える夏の為だったと思われます。自閉症スペクトラム障害は環境の変化に大きなストレスを生じさせますからね。夏の生活に変化をもたらさないように基春が家を去ったという事だと思います。
第8話で基春はクズ親父キャラとして登場しましたが、自閉症スペクトラム障害を抱える夏の為に、基春はしてあげられる事を最大限してあげていたようです。
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【理由11 追記】現在の夏の両親、和哉とゆき子は、夏の特性を知りつつ健常者として扱っている。
第2話で、夏が水季の葬儀に出席する際に喪服を取りに月岡家に行った際、誰が無くなって葬儀に行くことになったのかについて両親に説明しませんでした。
そのことが気がかりだった夏の義父・和哉(演 林泰文) は夏の実母・ゆき子(演 西田尚美) と以下のやり取りをかわしています。
和哉 夏、大丈夫? 葬式の事、なんか言ってきた?
ゆき子 言わないよ。言わない子だもん。。。
和哉 そうだよね。
ゆき子 でもあれなの、何も考えてない訳じゃないの。
和哉 考え過ぎちゃって、言葉になるのが人より遅いだけだもんね。
ゆき子 そう! 大和(弟) は逆。考える前に声が出ちゃってる。
和哉 おぉ~、分かってんね~
引用:フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」第2話より
このやりとりも、
夏が軽度の自閉症スペクトラム障害を抱えている事を
表していると思うんですよ。
この和哉とゆき子のやり取りは、夏が軽度の自閉症スペクトラム障害を抱えていることを理解した上で、夏は、他の人よりちょっと言葉にするのが遅いだけ。。。、夏は他の人と何も変わらないとお互い慰め合っていると取れます。
夏の自閉症スペクトラム障害だと理解していなかったら、親と言えども「あの子何考えてんだか、さっぱりわかんない!」みたいな感じでもっと辛辣になりますよね。こんな優しい物言いは、夏の事を理解している証拠だと思います。
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水季が夏に黙って海ちゃんを産んだのは、水季が夏の自閉症スペクトラム障害に気付いていたからなのかも?!
月9ドラマ #海のはじまり
— 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】 (@umi_no_hajimari) August 5, 2024
第6話放送まで【あと1時間】
1週間、ひとつ屋根の下で暮らしている夏と海
水季はどうして海を産む決意をしたのか、ついにその謎が明らかになります
1時間後、どうぞたくさんの感想をお寄せ下さい❕#目黒蓮 #泉谷星奈 pic.twitter.com/boyvolXfzn
ドラマ「海のはじまり」の最大の謎が、なぜ南雲水季(演 古川琴音) が月岡夏(演 目黒蓮) に隠して海ちゃん(演 泉谷星奈) を産んだか? というものでした。このドラマ最大の謎も夏が自閉症スペクトラム障害を持っていた為と考えると納得のいく答えに辿り着けます。
大学2年生の時に夏と水季は子供を授かりました。水季は夏が軽度の自閉症スペクトラム障害であることに気付いていたとすると、自閉症スペクトラム障害の人は対人交流が苦手、相手の気持ちを察することができないという特性がある事から、
夏が言葉を話せない
赤ちゃんと同居するのは海ちゃんにとって危険だ、
と感じたのではないでしょうか?
「ハッピーテラス」のサイトによると、発達障害を抱えている人は「行動の切り替えが苦手」であったり、「想定外の事が起こると対処できない」といった特性があり、「急な予定変更」は発達障害を抱える人にとっては大きな不安やストレスに繋がる場合があります。
出産、子育てなんて、
想定外の事が次々起こり
「急な予定変更」の連続の日々になります。
水季がついていられる時ならまだしも、夏一人の時に赤ちゃんが泣きだしても、相手の気持ちを察することができない夏には赤ちゃんの世話は無理だったかもしれません。
夏は赤ちゃんの気持ちが分からない。
下手をすれば命に関わる事故が
起きていた可能性もあります。
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#海のはじまり 今日の4話は水季(#古川琴音)の過去も描かれます。海(#泉谷星奈)を生むと決める前、夏(#目黒蓮)に別れを告げたとき、水季はどんな想いでいたのか。これまで描かれてこなかったことが明らかに。あと1時間を切りました。今夜9時、お見逃しなく。#有村架純 #木戸大聖#池松壮亮 #大竹しのぶ pic.twitter.com/XZm0f5n02U
— 村瀬健 「海のはじまり」(月曜夜9時) プロデューサー (@sellarm) July 22, 2024
そうなれば水季と夏が結婚したとしても、水季は夏と海ちゃんの両方の面倒を見なければならず、それはあまりにも水季にとって負担が大きくなるために、夏との生活をあきらめて、海ちゃんと二人で生活することを選択したんだと思います。
夏に海ちゃんを会わせるのは、海ちゃん自身が自分の言葉で何でも伝えられるような歳になった時に、会わせよう、そう考えていて、実際そうしたんだと思います。
しかし、不幸にも水季はがんに侵され、余命も短い身でした。夏に海ちゃんを会わせるために、世田谷区経堂の夏のアパートまで海ちゃんが一人で行けるように何度も練習していた事にも納得がいきます。
水季はずっと海ちゃんと二人きりで生きていこうとしていたわけではなくて、海ちゃんが自分の気持ちを夏にはっきり伝えられるようになるまで育てていたという事なんだと思います。夏は軽度の自閉症スペクトラム障害を抱えていて、幼過ぎる海ちゃんとは交流できないと水季が考えたんだと思うんですよ。
第7話で、津野(演 池松壮亮) が水季の子供を産まない決断をする同意書を見てしまった際、相手に連絡して生活の補償をしてもらうように掛け合うべきだ、こんなに苦労している水季の事を知らずにのほほんと生きているのは許せない! という津野の発言に、海の父親の事知らないのに、悪く言わないでください! と水季は言い放ってました。
夏が自閉症スペクトラム障害を抱えているという事であれば、水季のこのセリフにも説得力が出てきます。また、水季は津野に対して夏の事を「海の父親」と状況に応じた表現をしていることから、自由奔放で自分勝手な印象を持たれている水季は発達障害の兆候はないと言えます。
夏が軽度の自閉症スペクトラム障害なのは、決して夏のせいではない、と水季が考えているんだと思います。
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水季の行動を決定づけたのは産婦人科のご意見ノートに書かれたメッセージでした。(弥生が書いたもの) そのメッセージには以下の一文が含まれていました。
他人に優しくなり過ぎず、物分かりのいい人間を演じず、ちょっとズルをしてでも自分で決めてください。どちらを選択してもそれはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います。
水季が夏とずっといるには子供を産まない決断をする、子供を犠牲にするしかありませんでした。しかし、「ちょっとズルをして」産まないとしていた子供を産んで、夏とは一旦別れるけれども子供がある程度大きくなって自分の気持ちを伝えられるようになったら、そしたら夏と水季と子供の3人で暮らせる、誰も犠牲になってない、というのが水季の考えたシナリオだったのかもしれません。
「他人に優しくなり過ぎず」→「夏に優しくなり過ぎず」
「物分かりのいい人間を演じず」→「水季が自分勝手な女だと思われてもいい」
そして、水季は夏と別れて海ちゃんを出産。数年後3人で暮らしていける道を選択したわけです。しかし、水季自身ががんで亡くなってしまい、その思いは遂げられませんでしたけどね。。。
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まとめ
ドラマ「海のはじまり」の第8話に夏(演 目黒蓮) の実父、溝江基春(演 田中哲司) が登場し、幼少期の頃の夏の様子やゆき子(演 西田尚美) の様子を語ったことで、夏は軽度の自閉症スペクトラム障害を抱えているのではないか? という疑惑が生じました。
夏は軽度の自閉症スペクトラム障害なので、ドラマで見ているように日常生活は問題なく過ごせています。他人からは「少し変わった人」「ぼーっとした人」程度に認識されている人物です。でも、ドラマの中でも相手の気持ちが理解できていない感じは描かれていますよね。海ちゃんに何で好かれているのか? とか、朱音との会話で夏は時々困った顔をしています。
第8話では、チャラい雰囲気の夏の実父が登場し、クズ親父キャラを演じていましたが、
本当にクズ親父だったのでしょうか?
「弁護士法人デイライト法律事務所」のサイトによりますと、発達障害の子供をもつ夫婦はそうでない夫婦よりも離婚率は高いとの事。その理由は社会的に発達障害に対する理解が進んでいないために、周囲のサポートが得られにくいことや、夫婦間の考え方にズレが生じる可能性が高いことなどが上げられます。
基春はよその子とは違う夏の姿を面白いと感じていたのと同時に、見たくないという思いもあったのかもしれません。基春の趣味が「釣り、競馬、時々、麻雀」と多趣味なのも、自宅にいたくなかったからなのかも。自分でも言ってましたが、子育てをほとんどしてこなかったと言っています。
しかし、基春は夏が幼い頃の写真を、夏の精神状態の負担にならないようにたくさん残してあげたいとも思っていました。夏のいい写真の為ならと高額なカメラを購入してたくさん写真を撮っていた事も、夏に対する立派な愛情ですよね。
#海のはじまり 8話放送まであと45分を切りました。今夜は夏(#目黒蓮)の物語。3歳で別れて以来初めて実の父親と会った夏は何を知り、何を感じるのか?サブタイトルは「実の父との再会…俺だって悲しいのに」この後9時からです#有村架純 #泉谷星奈 #木戸大聖#古川琴音 #田中哲司#池松壮亮 #大竹しのぶ pic.twitter.com/CnBS8N1wnu
— 村瀬健 「海のはじまり」(月曜夜9時) プロデューサー (@sellarm) August 19, 2024
釣り堀で25年ぶりにファインター越しに夏の姿を見て、胸を熱くしていた基春。小さかった夏の写真を撮っていた頃の記憶がきっと蘇ったんでしょうね。。。
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自閉症スペクトラム障害の子供を持った基春とゆき子の間には埋められないズレが生じてしまって離婚に至ったんだと思います。夏がかわいい盛りの3歳で離婚して、それから1度も基春と夏が会わなかった事も、夏のためを思っての事だと思います。基春は基春なりに夏に愛情を注いでいたと思うんですよ。
自閉症スペクトラム障害を持つ子供は、普段そばにいない父親と時々面会交流すると、気持ちに混乱を招き、症状が悪くなることもあるようなので、それに配慮したのではないかと思うんですよ。
基春は、育児に協力しなかったクズ親父キャラで登場しましたが、恐らく夏を撮影した大量の写真があるはずです。その写真がきっと最終回までに明らかになって、写真からにじみ出る基春の夏への愛情が見て取れる、という構成になっているのではないでものと推測します。
第8話で水季が「夏の恋人へ」とした手紙の内容も、いろいろ推測して別記事を書いていますが、夏が軽い自閉症スペクトラム障害を抱えている可能性が出て来たことで、水季はその件について触れているのかな? と思いました。
要するに、このドラマでは水季の勝手な振る舞いが周囲の人たちにめっちゃ迷惑かけていると視聴者は感じてきましたが、本当に夏と海ちゃんの事を考えていたのは水季の方で、問題があったのは夏の方だったって事で話が決着するのかな? と推測します。
月9ドラマ #海のはじまり
— 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】 (@umi_no_hajimari) July 22, 2024
第4話放送まで【あと1時間】
海辺で笑顔の夏と海
一緒に過ごす時間を増やすことにした2人は、どのような関係を紡いで行くのでしょうか?
1時間後、たくさんの感想をお待ちしています❕#目黒蓮 #泉谷星奈 pic.twitter.com/12mtjdvi2O
ドラマ「海のはじまり」のスタッフが手掛けた前作のドラマ「silent」は聴覚に障害を持つカップルが描かれましたが、ドラマ「海のはじまり」は水季のがんがテーマの様に番宣されてきましたが、その裏に自閉症スペクトラム障害を抱える主人公・夏と、その周囲の人たちの生きずらさを描いたドラマだったようです。
ドラマ「海のはじまり」は昨今の月9ドラマでは異例の全12話になると発表されました。後4話も残っているとなるとまだまだいろいろ起こりそうです。海ちゃんが本当に夏の子供ではない展開も残り4話なら十分可能性はあります。今後の展開に注目しましょう!
※夏を演じている主演の目黒蓮さんが体調不良の為、8月26日の第9話は1週延期されるとの事。26日は、付き合ってないはずの水季と津野のラブストーリー「恋のおしまい」が放送されるとの事です。
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追記 2024年9月11日 第10話に夏が自閉症スペクトラムである根拠がいくつも見受けられました!
9月9日放送の第10話には月岡夏(演 目黒蓮) が自閉症スペクトラムであると言える根拠がいくつも見受けられました。
夏が実家に子育ての支援を頼みに行ったシーン
夏が実家に、これから海ちゃん(演 泉谷星奈) と二人暮らしを始めるので、何かあったら助けてほしいと支援を頼みに返った際、義父の和哉(演 林泰文) と義弟の大和(演 木戸大聖) が夏が弥生(演 有村架純) と別れた事に関して優しく非難した時に、夏が二人の言葉の裏にある優しさを理解していないと実母のゆき子が察知して、すかさず以下の説明をしていました。
言葉の裏にある気持ちを読み取る事が出来ないという、典型的な自閉症スペクトラムの症例に当てはまっています。上記の様子から、月岡家では夏の自閉症スペクトラムは認知されていることが分かります。
朱音になんで海ちゃんが転校したくないかわかる? と聞かれたシーン
また、第10話では、転校は絶対したくないという海ちゃんの気持ちが理解できていない夏の様子が描かれています。朱音(演 大竹しのぶ) に、「転校したくないの、何でか分かってる?」と質問されても答えられない夏。朱音は意地悪で答えを夏に教えませんでした。
その後夏は、海ちゃんの担任の先生にその質問をして、担任の先生から、「海ちゃんがお母さんと一緒に過ごした場所だからではないですか」と言われてようやく気付いていました。
「自閉症スペクトラムの人は、相手の気持ちを察することができない」まさにその通りの夏なんですよ。
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海ちゃんにずっと一緒にいれるの? と質問されるシーン
海ちゃんに、転校して一緒に暮らすか、転校せずに別々に暮らすかを選択させようとしたときに、海ちゃんに「転校したらずっと一緒にいられるの?」 と質問を返され、「ずっとはないよ」ととんちんかんな返しをしてしまう夏。
これも、相手の気持ちが理解できない、言葉を額面通り受け取ってしまう、という自閉症スペクトラムの人の典型的なやり取りなんですよ。
夏は、「ずっと=永遠」と解釈したんでしょうね。水季がすでに亡くなっているように、病気や事故で命を落とす可能性は少なからずあるから、「ずっとはないよ」と返したと思うんですが、このシチュエーションで海ちゃんが求めている答えはこんな答えではないですよね。
ずっと一緒だよ
の一言でいいのにその一言の返しが夏は理解できていないって事になります。
個人的には、これらのやり取り見ていて、
夏と海ちゃんの二人暮らしは
無理なんじゃない?
って思いました。数年もすれば、海ちゃん自身が、あれ? 夏くんなんかおかしい!? って思うんじゃないでしょうか。はたから見ている分には、非常に頼りないお父さんに見えてしまいます。
今後の展開を見守りましょう!
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追記 2024年9月24日 最終回、夏が自閉症スペクトラムかどうかわからないまま終了
9月23日放送のドラマ「海のはじまり」最終回、なぜ夏がこれまで不可解な行動をしていたのかについては、何の説明もなく、ドラマは終わってしまいました。
夏の事だけではなく、ドラマのメインテーマ、「なぜ水季は夏に黙って海ちゃんを産んだのか?」他、全ての謎についてもなにも回答しないまま、ドラマが終わってしまいました。
しかも、11話と最終回は別物、というレベルでドラマの雰囲気ががらりと変えられていました。突然、ハッピーエンドに向かって走り出す、みたいな感じでした。
いやーちゅっとこの最終回、納得している視聴者はどのくらいいるんでしょう。個人的には非常に残念な最終回でした。。。
追記 2024年9月27日 もしかしたら、事務所NGだったのかも?!
ドラマ「海のはじまり」は、当ブログが推測していたように、月岡夏が自閉症スペクトラムを抱えていて、発達障害グレーの人物であれば、南雲水季の取った行動のほぼすべてに説明がついちゃうんですが、そういう事にならなかったのは、ドラマの撮影に入ってから、目黒蓮さんの事務所NGが出たのかもしれません。日本の人気アイド「Snow Man」の看板ともいえる目黒蓮さんをそういう扱いにはできないと。。。
そうだったとしたら、こんな納得のいかない最終回になったことが腑に落ちます。。。
視聴者がこれだけ腑に落ちてないって事は、出演者やスタッフはもっと腑に落ちてないはず。目黒蓮さんが自身のインスタに最終回の直前に超長文のコメント出したのも、自身が納得いっていない旨を視聴者に伝えたかったのかもしれません。(※コメントの真意は不明ですけど)
もしかしたら、時間が立ったら裏話が出てくるかもしれません。そうでもなかったら、今後このスタッフが製作するドラマは観るの、正直、腰が引けてしまいますよ。。。
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これこれ!!
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