【速報】新テーマパーク「ジャングリア」2025年夏誕生へ サファリライドにスパも楽しめる!大自然を体験(FNNプライムオンライン(フジテレビ系))#Yahooニュースhttps://t.co/CLrBrrB7Le
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) November 28, 2023
2025年に沖縄本島北部に、東京ディズニーランドや大阪の「USJ」より大規模なテーマパーク、「JUNGLIA(ジャングリア)」が建設されると報道されました。アトラクションの雰囲気が「USJ」と似ていますが、手掛けるのは「USJ」とは別会社になります。「JUNGLIA(ジャングリア)」は「USJ」の事業収益改善に腕を振るったと言われている森岡毅CEOが率いる「株式会社 刀」と「株式会社 ジャパンエンターテイメント」の2社が中心になって進めている事業です。テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」の場所はどこなのか? アクセスの方法は? などについて、沖縄県民のボクが解説していきます。
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沖縄本島に出来るテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」とは?
「JUNGLIA(ジャングリア)」は東京ディズニーランドや大阪のUSJよりも広い60ヘクタールの土地に約700億円かけて建設されるテーマパークです。
テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」のイメージビデオ
上記の「JUNGLIA(ジャングリア)」のイメージビデオは、下記のメッセージから動画がスタートします。
沖縄。
引用:テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」のイメージビデオより
世界自然遺産やんばる。
大自然に抱かれて、
かつてないテーマパークが姿を現す。
そして動画では、やんばるの森の中に建設された様々なテーマパークのアトラクションや建物が映し出されていきます。
???
やんばるで?
そうなんですよ。沖縄県民であれば、誰もが首をかしげるはずです。
沖縄県民からすると
やんばる = 大自然 = 世界遺産
テーマパークなんて作っていいの?
っていういめーじですからね。やんばるとは、沖縄本島北部に位置する山や森林が手つかずで残っている地域を指す地域で、世界自然遺産にも指定された、守っていくべき大自然が残された場所です。そんな場所にテーマパーク、建てられるわけないですよね。では「JUNGLIA(ジャングリア)」はどこに建設されるのか? その場所は以下になります。
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沖縄のやんばるにテーマパーク?! 「ジャングリア」の場所はどこ?
テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が建設されるのは、以下の場所です。
「JUNGLIA(ジャングリア)」建設予定地
美ら海水族館
※左下の
「JUNGLIA(ジャングリア)」が建設されるのは、名護市と今帰仁村(なきじんそん)の境にある旧ゴルフ場跡地に建設されます。この場所は2022年3月31日まで「オリオン嵐山ゴルフ倶楽部」というゴルフ場でした。
現在の沖縄県民の感覚では上記地図上の赤線よりも北側を「やんばる」と認識しており、今回「JUNGLIA(ジャングリア)」が建設される今帰仁村は「やんばる」とは思っている人は少数なんですよ。世界自然遺産に指定されているのも赤線から北側のエリアですし。。。
なので「やんばる」にかつてないテーマパークが姿を現すとうたう、「JUNGLIA(ジャングリア)」には沖縄県民的には「やんばるとちゃうやん!」と、ちょっと違和感を感じざるを得ません。。。
今回の計画は、「やんばる」の自然を壊してテーマパークを建設するわけではなく、もともとあったゴルフ場に「やんばる」の森を模したテーマパークを作るという表現の方がしっくりくるようです。
しかしながら歴史的に見ますと、昔は黄色線から北側を「やんばる」と呼んでいた時期もあったとか。「やんばる」がどこからどこまでという定義は存在しません。広義で「やんばる」をとらえるとしたら「JUNGLIA(ジャングリア)」が建設される場所も「やんばる」と言って間違いではないようです。でも、やはり多くの沖縄県民や、「やんばる」を知る観光客の方たちからは、建設地を「やんばる」と思わせるような演出が過剰だと誤解を生むことになるかもしれませんね。
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さらに誤解を生みそうなのが、上記のイメージビデオは上記地図の赤線よりも北側の実際のやんばるの森で撮影したものだという事なんですが、実際にテーマパークが建設される今帰仁村にはあのような深い森のような環境は無いんですよ。今帰仁村も緑豊かな環境ですがジャングルのような雰囲気はありません。テーマパーク内の雰囲気がイメージビデオと違い過ぎるとこれを見て、投資をしようと思う人が出てきたのするなどして、いろいろ問題が出てくるかもしれません。
「JUNGLIA(ジャングリア)」建設予定地
旧オリオン嵐山ゴルフ場
やんばるの森
「ジャングリア」のアクセス方法は?
2025年に完成する「JUNGLIA(ジャングリア)」、
現時点でのアクセス方法は車でのアクセスしかできません。
もともと沖縄県には鉄道がないので、那覇空港のある沖縄本島南部から沖縄本島北部に行くには、車か路線バス、高速バス、貸切観光バスでしか行けず足を運ぶのは非常に不便な現状があります。
沖縄本島に鉄道を作る事には賛否がありますが現実的には沖縄本島に鉄道が敷かれない限り沖縄本島内で人々が流動的に動くことができないので、観光業はこの先どこかで行き詰まる可能性が高いです。それを打開する試みがこの沖縄本島北部に建設する「JUNGLIA(ジャングリア)」という事のようです。
11月27日に行われた「JUNGLIA(ジャングリア)」の事業戦略発表会では、このアクセス問題について、「JUNGLIA(ジャングリア)」が北部に開業することで、将来的に、高速道路が延長されたり、沖縄本島に鉄道が敷かれるなどの変化のきっかけになってくれたらと株式会社 刀のCEO、森岡毅氏は述べていました。
「JUNGLIA(ジャングリア)」の事業戦略発表会
ですが直近の問題としてはアクセスについては何の解決策もないというのが現状です。美ら海水族館が大成功しているのは、沖縄の団体旅行のコース、修学旅行のコースに、ほぼ100%と言っていいほど美ら海水族館が組み込まれているからです。那覇空港や旭橋にある那覇バスターミナルを発着する美ら海水族館行きの高速バスなど、交通インフラも充実しています。
「JUNGLIA(ジャングリア)」はその建設位置が、那覇空港と美ら海水族館の間にあることから、この充実した高速バスインフラに乗っかる形でアクセスしてもらおうという算段だと思います。
ただ、「高速バス」といつても所要時間はかなりかかります。那覇空港から美ら海水族館までバスでいくと急行や各停で差がありますが約2~3時間程かかります。 なので途中にある「JUNGLIA(ジャングリア)」は所要時間は1時間半~2時間半ほどかかると考えていいです。
※美ら海水族館~「JUNGLIA(ジャングリア)」までは車で30分弱です。
レンタカーで行けば那覇空港から1時間半ほどで到着しますが、レンタカー出発の際の貸し出し手続きなどの時間を考えるとトータルで2時間半はかかると思った方がよいと思われます。
上記の事業戦略発表会で森岡毅氏いわく、「美ら海水族館の来場者の半分くらいが、「JUNGLIA(ジャングリア)」に来場してくれれば採算がとれるように計画している」と言っていますが、水族館とテーマパークとでは入場料に圧倒的に差がありますからね。。。
美ら海水族館の来場者の大半を占める、貸し切り観光バス利用の団体のお客さん、どれだけ「JUNGLIA(ジャングリア)」にながれるでしょうか。。。ふたを開けてみるまで分かりませんよね。。。
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まとめ
沖縄本島北部、やんぱるに超大型のテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が建設されるというニュースが報じられたので、いったいどこに建設されるのかと思い調査しました。建設場所は沖縄県民からしたら「やんばる」とは思っていなかった今帰仁村に建設されることが分かりました。
交通利便性がほとんどないと言っていい、沖縄本島北部での新規テーマパークの建設とのことですが、アクセス方式に画期的なものが導入される見込みはなさそうです。
そもそも沖縄本島北部に手つかずの大自然「やんばる」が残されているのも、沖縄本島北部へのアクセスの悪さがあったからです。これまでリゾート開発が積極的に行われてこなかったのもそのためです。
「JUNGLIA(ジャングリア)」に人が集まるかどうかは、パークに設置されるアトラクションがどれだけ人々を惹き付けるものになるかにかかっていますよね。美ら海水族館のおこぼれは予想しているほどないかもしれません。テーマパーク建設には700億円以上が投じられるというので相当なギャンブルになると思われます。今後の展開に注目しましょう。
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