山川穂高選手が書類送検! 「相当処分」のとは何かを解説→結果不起訴処分へ【これはおかしい】

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2023年5月23日、プロ野球・西武ライオンズ所属の山川穂高選手が女性を襲った疑い(表現を変えています)で書類送検されました。警察から検察に「書類」または「身柄」が送検される際、その事件に対する警察の見解を示した「意見書」が付けられます。山川穂高選手の書類送検に対しては「相当処分」という意見書が付きましたが、この「相当処分」は「警察としてはこの事件は起訴でも、不起訴でもどちらでもよいです」という意味合いがありますが、これってどういう事なんでしょう? 「どちらでもいい」ってなんか無責任な感じもしますよね。今回の山川穂高選手の書類送検についた「相当処分」の意味について分かりやすく解説します!

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山川穂高選手が書類送検! 「相当処分」ってどういう事?意味を分かりやすく解説

山川穂高選手は検察に書類送検となりましたが、今回の事件において警察が付けた意見書は「相当処分」というものでした。意見書はあくまでも今回の事件に対する警察の見解であって、検察はこの意見書に左右されて起訴・不起訴を決定するものではありません。ですが、事件の重大さに反して意見書では「寛大処分」などが付してある場合や、またはその逆の軽微な事件に対して「厳重処分」が付すなどの場合は、検察官は「ん? これはどういうこと?」となり、検察官の注意喚起させるものとして作用することがあります。
意見書には下記の4種類があります

・厳重処分　警察としては、是非起訴してほしいと思っている。
・相当処分　警察としては、起訴・不起訴どちらでもいいと思っていますので検察の判断にお任せします。
・寛大処分　警察としては、情状酌量の余地があり、起訴猶予を望んでいる。
・しかるべき処分　警察としては、起訴できないものと考えている。

山川穂高選手が送検された罪は非常に重いものにも関わらず、

「相当処分」ってどういうこと?
起訴でも不起訴でもどっちでもいいって。。。

警察の意見書、ちょっと無責任とも取れるものなんですが、警察はなぜ、「厳重処分」にせずに「相当処分」にしたのか?　今回の事件に当てはめて解説すると、

山川穂高選手と被害者の女性が今後、
和解して示談されるなら、
警察としては山川穂高選手を
どうしても起訴してほしいとは考えていない、
不起訴にしてもらっても構わない。

という事なんだと思います。容疑者が検察に書類送検された後でも、起訴・不起訴が決定するまでは、お互いの弁護士が話し合って和解・示談の交渉は可能なんですよ。要するに警察は山川穂高選手とその弁護士に対して、「時間を与えてくれた」という事のようです。

山川穂高選手は有名なプロ野球選手で和解できるかできないかで、今後の人生が大きく変わってしまうと予想されますからね。。。警察が山川穂高選手に対して出来る限りの忖度をしたものと思われます。

一方、警察は被害者女性にも忖度し、山川穂高選手の送検時の罪名をこれまで報道されていた罪名よりも重い罪で送検しています。これまでに報道で伝えられているのは、被害者の女性が山川穂高選手に対して処罰感情が非常に高いという事です。どうしても和解・示談はありえないという事であれば、検察はそれを踏まえた判断をお願いします、という事なんだと思います。

要するに、
和解・示談成立なら寛大な処分に
和解・示談の成立が無ければ厳重な処分を!

というのが今回の「相当処分」の意味するところだと思います。

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まとめ

山川穂高選手が5月23日に書類送検になった際、警察が付した意見書が「相当処分」だったことについて、それは一体何を意味しているのか分かりやすく解説しました。書類送検から起訴不起訴の決定まで最短で約1か月ほどの期間がかかるとのことですので、その間、山川穂高選手の弁護士は和解と示談を獲得するための交渉にあたることになりますけど、どうなりますかね。。。今後の展開に注目です。

追記　2023年8月30日　山川穂高選手、嫌疑不十分で不起訴処分→これから起きそうな事

2023年8月30日、「相当処分」で書類送検されていた山川穂高選手が嫌疑不十分で不起訴になったようです。これは検察はどういう判断何ですかね? 被害女性はケガまでしているのに。。。被害女性が示談金などで納得して起訴を取り下げるなどして和解されたというならまだ理解できますが「嫌疑不十分で不起訴」では被害女性は納得されないのではないでしょうか。。。

これ、検察審査会案件になるかもしれませんね。

検察審査会は、検察官の下した不起訴処分が妥当であったかを審査するもので、選出された国民11人が検察審査員となって、今回の不起訴処分について当否を判断します。