ドラマ「風間公親ー教場0ー」は、木村拓哉さん演じる風間公親の重くて暗く冷たい演技が売りの超シリアス路線の刑事ドラマなんですが、その中で風間公親をサポートする指導官室事務員が唯一、場を壊すような浮いているキャラを演じていますいます。堀田真由さん演じる伊上幸葉の存在です。風間道場の新米刑事だけでなく、捜査一課の刑事ですら、風間公親の前では背筋を伸ばして緊張した面持ちで接しているのに、なぜ伊上幸葉だけは、あんなに派手な私服で砕けた感じで風間公親に接し、ウザいキャラで仕事中遊んでばかりいるのか? 一般的な会社であったら、こんなことはあり得ませんし、通常の警察職員としてもちょっと問題ありな人物ですよね。ドラマだからあんな人がいてもいいの? 堀田真由さん演じる伊上幸葉が仕事場でいつも遊んでいる理由について解説します。
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【教場0】ウザキャラ事務員の堀田真由はなぜいつも仕事場で遊んでいるの?
劇中に出てくる堀田真由さん演じる伊上幸葉は、神奈川県警から支給されている制服の上着も着用せずに、毎回色鮮やかな個性的なファションの私服で、しかもいつも仕事時間中に遊んでいますよね。。。超シリアスな刑事ドラマ「風間公親ー教場0ー」において、伊上幸葉の存在はかなり異質なものとして視聴者の目に映っているのではないでしょうか? あのウザいキャラ、嫌悪感すら感じている方も多いと思います。
ドラマ「風間公親ー教場0ー」がスタートする際の出演キャストの紹介で、伊上幸葉は以下のように紹介されています。
堀田真由さん演じる伊上幸葉
■ 伊上幸葉 / 堀田真由 ■
神奈川県警本部捜査一課の事務員で
引用：「風間公親ー教場0ー」公式インスタグラムより
風間のいる指導官室のデスクをしており、風間を最も近くで見ている人物。
風間のことをよく知るがゆえに、“風間道場”に配属された新人刑事の愚痴聞き役であり、時にヒントを与える存在でもある。
上記の説明を見ますと、これまでの「教場シリーズ」の過去作品は実に重く、暗いシリアスなドラマでしたから、フジテレビの月9ドラマで連続ドラマ化するにあたって、その重く暗い空気を和ませる癒しの存在として、堀田真由さん演じる伊上幸葉が投入されたものと思っていたんですよ。
しかし、劇中の伊上幸葉の勤務態度を見ますと、社会人とは考えられないほど常識を超えて、仕事中に遊んでいますよねー。あの厳しい風間公親(演 木村拓哉) がよくそれを許しているなと。。。見ていて違和感を感じます。
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鐘羅(かねら)刑事の登場で堀田真由さん演じる「伊上幸葉が仕事中に遊んでいる理由」が判明
ドラマが始まって第7話まで来ましたけど、2023年5月22日放送の「第7話／第四の終章」を観て、やっと伊上幸葉がなぜあんなウザいキャラで派手な服装で、仕事時間中にいつも遊んでばかりいるのか? その理由がやっとわかりました。
堀田真由さん演じる伊上幸葉は
風間公親のスパイだった!
という事なんですよ。
「第7話／第四の終章」で風間道場にやって来た新米刑事・鐘羅(かねら)路子(演 白石麻衣) は私的な理由で同居人の関係者がかかわる犯罪の捜査状況を知ろうとして、警視庁の「薬物対策課のデータベース」にアクセスしようとして失敗します。これは正真正銘の違法行為。その様子の一部始終を伊上幸葉が見ていました。鐘羅刑事が担当している事件以外の捜査を鐘羅刑事が行っていることを、伊上幸葉は風間公親に報告し、風間公親は鐘羅刑事が私生活で何か問題を抱えていることをすぐに察知できたという事になるんですよ。
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風間道場、4人目の新米刑事・鐘羅(かねら)路子
鐘羅刑事が警視庁の「薬物対策課のデータベース」にアクセスしようとしたのは、同居人に捜査状況を違法に漏洩させるための行為です。それを指導官室の自分のデスクのパソコンを使って、さらにすぐ近くに伊上幸葉がいるにもかかわらず平然とやってのけてしまいます。警視庁の「薬物対策課のデータベース」は警部補以上でないとアクセスできない決まりになっていたので鐘羅刑事は目的を達成することはできませんでしたが、なぜアクセスできないのか? その理由も伊上幸葉に質問しているんですよ。
鐘羅刑事は、遊んでばかりの伊上幸葉に
全く警戒心を持っていない
という事になります。
そして、風間公親の狙いはそこにある
という事なんだと思うんですよ。
風間公親は、指導官室の事務員に対して、見るからに仕事の出来なそうなウザいキャラを演じさせ、風間公親の目の届かないところで新米刑事たちを油断させて彼らの本性をあぶりだして、その情報を伊上幸葉に収集させていたわけです。
これまで出演した、瓜原刑事(演 赤楚衛二) 、隼田刑事(演 新垣結衣)、遠野刑事(演 北村匠海)は心に傷を持った新米刑事たちでしたが、職務に対しては真面目だったので、伊上幸葉の存在理由が希薄になっていましたが、違法行為を平然とやってのけようとする素行の悪い鐘羅刑事の登場で伊上幸葉のスパイ行為がやっと本領を発揮した、ということなんだと思います。
風間公親はスパイを使ってでも相手の全てを知ろうとする人物
「教場シリーズ」のコアなファンであれば、風間公親がスパイを使って情報を取集することは周知の事実です。それは後に警察学校の教官となる風間公親が「教場Ⅰ」で以下のように語っています。
少しでも問題のある人間を現場に送り出すわけにはいかない。
引用：ドラマ「教場」より
そのためには、生徒をスパイとして使う、私のやり方だ!
警察学校が舞台の「教場Ⅰ・Ⅱ」で風間公親がスパイとして利用した生徒たちは、ミスを犯して退校届を突き付けられた生徒たちでした。生徒たちは汚名返上とばかりに、風間公親のスパイとして働き情報提供をしていました。
今回のドラマ「風間公親ー教場0ー」において、そのスパイの役が指導教官室の事務員、堀田真由さん演じる伊上幸葉だったという事になるんですよ。
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まとめ
超シリアスな刑事ドラマ、「風間公親ー教場0ー」において唯一その場の空気から浮いている堀田真由さん演じる伊上幸葉。仕事中にいつも遊んでいるのはなぜなのか? なぜあれが許されるのか? について深堀してきました。
伊上幸葉があんなウザキャラで仕事中に遊んでばかりいるのは、配属された新米刑事たちを油断させて、素の状態を出させて、その情報を風間公親に伝えるためだったということが分かってきました。
なので、伊上幸葉がいつも派手な私服を着ていることも、いつもブロックで仕事中遊んでいることも、全て風間公親があえてやらせていた事だと思われます。
なるほどね～
伊上幸葉、全般的にはいつもふざけた調子でウザキャラですけど、時々、「ものすごく仕事出来る人」を垣間見せていますよね。本来はそっちが本当の姿なんでしょうね。。。
鐘羅刑事はその風間公親の罠にまんまとハマってしまいましたね。これまでの新米刑事たちは交番勤務に戻されることなく皆無事に風間道場を卒業していきましたが、鐘羅刑事は交番勤務に戻されるどころか懲戒解雇の可能性すら出てきました。
「風間公親ー教場0ー」の第8話で
この後どう展開するのか? 楽しみです!!
「第8話／闇中の白霧」の予告編
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