対アスレチックス戦の大谷翔平のホームラン、スタンドに入っていないのになぜ?【2023年4月3日】

日本時間2023年4月3日早朝、アメリカから大谷翔平選手の今季初ホームランのニュースが舞い込みました!　アスレチックスの本拠地、オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム(Oakland-Alameda County Coliseum)で放たれたそのホームランたるや飛距離は136mの超特大弾!!　動画を探してみたところ、打球はスタンドの上段あたりに飛び込んだのかと思いきや、打球はフィールドに落下してるんですよ。。。 え?! なにこれ、これ外野フライじゃないの? と思った方多いと思います。大谷翔平選手の打った打球がなぜ、ホームランになったのか? 解説します。

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◆　大谷翔平のホームランボールにはどのくらいの価値があるのか?についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
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2023年4月2日の対アスレチックス戦の大谷翔平のホームラン、
スタンドに入っていないのになぜホームラン?

2023年4月2日の大谷翔平選手のホームランは、直前の打席に立ったマイク・トラウト選手もホームランを放っており、アベックホームランだったんですよ。

2023年4月2日のトラウト選手と大谷翔平選手のアベックホームランの動画

上記の動画を見ると、マイク・トラウト選手の打球も、大谷翔平選手の打球も、スタンドに入っておらず、フィールドに転がっています。

え?! これ、
外野フライちゃうのん?

って思われた方多かったのではないでしょうか?　この球場、オークランド・アスレチックスの本拠地のオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム(Oakland-Alameda County Coliseum) という球場なんですが、フィールド内に特別な「ホームランゾーン」、「ラッキーゾーン」があるのか調べたところ、事情が分かりました!

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムには
外野のセンターには観客席が設置されておらず、
巨大な壁がそびえています。

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムでは
この壁面に打球が着弾すればホームラン

というルールになっていました!

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上記の動画では、打球が小さくて弾道がはっきり見えませんが、マイク・トラウト選手のホームランも、大谷翔平選手のホームランも、1度この壁面に打球が当たった後、フィールド内に打球が落ちて来ただけでした。

ボクが小学生の頃、東京の小さな小学校だったんですが、校庭がめっちゃ狭かったんですけどゴムボールとプラスチックバットで休み時間に毎日野球をしていたんですよ。あまりにも校庭が狭かったので外野側には校舎の建物が迫っていて、「打球が校舎の3階以上に当たったらホームラン」というローカルルールがありました。

この壁に当たったらホームラン

なんかほのぼのしてるな～って思っちゃいました。

そもそもなんで、センター外野席に客席がないのか?

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムは現在、MLBのオークランド・アスレチックスの本拠地球場となっていますが、そもそもはアメリカン・フットボールのレイダース(当時はオークランド・レイダース／現ラスベガス・レイダース)の本拠地として建設された球場で、アメリカン・フットボールと野球の2競技に対応した球場になります。現在はレイダースの本拠地ではありません。

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムでアメリカン・フットボールの試合が開催される時は、このセンターの外野席にも特設の観客席が設置され、満員の観客動員があるんですが、野球シーズン中はオークランド・アスレチックスの試合中は観客動員数が低迷していることもあって、観客席に空席が目立つのを防ぐためにあえてこのセンターの外野にあえて客席を設けていないとのことです。こんな球場の目立つ場所にこんな殺風景な場所を作るなんてことは、日本の球場では考えられませんよね。。。

オークランド・アスレチックス

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さらに、このセンターの外野にそびえる緑色の壁面は何なのか? といいますと、オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムが野球場↔アメリカンフットボール場にチェンジされる時に巨大クレーン車などの重機車両が出入りするゲートだという事が判明。

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムが
野球場↔アメリカンフットボール場にチェンジされる様子