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ウミガメ30匹以上、首などに傷 久米島の海辺、駆除された可能性も:朝日新聞デジタル https://t.co/NMyTNMGcmb
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) July 17, 2022
2022年7月14日、沖縄県の久米島の海辺に、鋭利な刃物で致命傷を負わされ動けなくなっているウミガメ、30~50匹が発見されたといいます。上記の記事によると、地元の漁業者が網にかかったウミガメを大量駆除した可能性があるとしています。とてもショッキングなニュースです。20年以上沖縄県に暮らしていますがこんなニュースは初めてですよー。絶滅危惧種に指定され、保護されるべきウミガメの駆除、これ日本以外の世界でも行われているんですかね? 気になったので調べてみました!
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沖縄県久米島の漁業者によるウミガメの大量駆除? そんな事、海外でもやっているの?
今回の久米島で起きたウミガメの大量駆除は地元の漁業者が「刺し網漁」の際、網にかかったウミガメがあまりにも多かったということで駆除された可能性が高そうなんですよ。
沖縄の「刺し網漁」の様子
沖縄では絶滅危惧種という事で保護対象になっているウミガメが近年、かなりその個体数を増やしていて、沖縄の漁業関係者曰く「ウミガメを踏んで歩けるほど増えている」そうなんですよ。この刺し網にウミガメがよく絡まるそうです。ウミガメが網にかかると網に穴があいたり、漁具が破損したりするので、沖縄ではウミガメは漁業者の間では害獣扱いなんだそうです。実際、沖縄県ではウミガメの採捕承認届けを沖縄県に提出して承認されれば、保護対象のウミガメも合法的に捕獲できるとの事らしいですよ。(詳しくはコチラ )
ただ、今回、久米島で起きたウミガメの大量駆除については、その承認は事前になかったのでこれだけのニュースになって全国放送されたという事なんですよ。
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海外でウミガメを駆除している地域ってあるの?
今回、久米島でウミガメの大量駆除がニュースになりましたが、日本でもこんなニュースは聞いたことありません。ただ、25年以上前に、ボクが小笠原諸島父島に行った際、島でウミガメの刺身を食べた事がありました。初めて食べたんですが、めっちゃ亀っぽい味がしたことを覚えています。珍味的なものが苦手なボクなので、ウミガメの刺身は馴染めませんでした。そのように、かつては日本ではウミガメを食用に捕獲していた時代があったようです。今回の事件は食用として捕獲たものでもないし、はく製にしようとして捕獲したわけでもない、単に海ガメに致命傷を与えて放置した、という事なんですよ。酷いですよね。しかも30~50匹と大量に。ちょっと怖いです。正気の沙汰ではなさそうな気がしてます。
では海外でウミガメを駆除している地域はあるのか? 調べてみましたー。
調べてみると、大量のウミガメが漁具の網に絡まっているのを救助している動画を見つけました。
めちゃくちゃたくさんのウミガメが網に絡まって身動きできなくなっていますねー。これはインド洋に浮かぶモルディブでの様子です。数人の男性が、ナイフで網を切りウミガメを救出、沖へと返しています。ウミガメの立場から考えたら、「助けてくれてありがとう」っていう動画ですけど、網を仕掛けた漁師さんの立場に立つと、これ、もう網はズタズタに切られまくってますし、もう使い物になりませんよね。ウミガメは漁業関係者にとってはとても厄介な存在なんですよ。
モルディブ以外にも、ギリシアのクレタ島(詳しくはコチラ )や南米のペルー(詳しくはコチラ )などでウミガメが漁の網にかかっているといいます。いろんな漁のやり方がありますが刺し網漁が一番、ウミガメが多くかかってしまうんだそうです。ウミガメは魚の様なエラ呼吸する生物ではなく、肺呼吸している爬虫類です。上記の動画のように網もウミガメも海面に出ていれば呼吸できますが、網を引き揚げる前の段階、海中で網に絡まったウミガメは呼吸の為に浮上できなくなり溺死してしまいます。海外で漁の網にかかったウミガメの大半は溺死しているといいます。アメリカでの漁業でも毎年、数千匹のウミガメが負傷、又は死亡しているという事です。(詳しくはコチラ )
そういった不幸な事案は
見つかりますが
「ウミガメを積極的に駆除している」という情報は
発見できませんでした。
海外ではウミガメを神聖な生物としている国も多いですし、商業的な漁業で運悪く網にかかるウミガメが多くいて、その大半が溺死してしまったとしても、あくまでもそれは不幸な結果であって、ウミガメの積極的な駆除は海外では行われていないようです。
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漁業者のウミガメ被害をどう防ぐか?
上記のクレタ島ではウミガメの被害対策として、政府が漁具の被害に対して補償することで納得しているようです。ペルーではもっと画期的な対策が取られていて、LED照明付きの漁網を使うと、ウミガメだけでなく、その他の厄介者、サメやイルカなども網のかかる数が激減したという報告もあるそうです。どんなものかといいますと。。。
LED照明付きの漁網
こんな事、よく発見したな~
おそらく、あの手この手、試した挙句の発見だったと思います。それだけペルーでも漁におけるウミガメ被害が深刻だったんだなと思います。沖縄県久米島町でもすぐにでも、LED照明付き漁網を取り入れるべきだと思います。
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まとめ
というわけで今回、沖縄県の離島、久米島でウミガメの大量駆除と思われる事案が発覚しました。ショックで胸をえぐられるような気持ちです。これ、漁業関係の内輪で片付く事ではないですよ。沖縄の観光のイメージをものすごく傷つけています。沖縄県と久米島町はこの事件を知った人たち全員が納得のいく説明と、それ相応の処分を発表しないと、今後もっとややこしい事に発展するかもしれません。もっというと、今回現場となった海辺、海藻が生い茂る浅瀬という事なんですが、そんな浅瀬にわざわざ刺し網漁の網を入れて、売り物になるような値の付く魚がおるの?という疑問がわくんですよ。仮に浅瀬にいる小魚を捕まえようとするなら、目の細かい網でないといけないはずなのに、ウミガメの口ばしやヒレが絡むような目の大きな網を使ったのはなぜなのか? という疑問もあります。まー皆まで言いませんけどね。いろいろ違和感があるんですよ。今後、沖縄県や、久米島町がどう説明するのか注目しましょう!
追記 7月25日 その後の動き
「ウミガメが暴れて危険を感じて刺した」約30頭を殺傷した漁師 島の町長「不適切だった」
— ミズトリヒロユキ (@free_fowls) July 25, 2022
https://t.co/PfOQux0uHY @theokinawatimesより
7月23日に沖縄タイムスの記事が上がってきましたけど、これまで出ている情報からなんの進展もしていないようです。なんかこのままウヤムヤにしていこうって感じですかねー。納得のいく解決にはならなそうな雰囲気漂っていますー。。。
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