\Tシャツ欲しいな~と思ったら!/
国交省の知床遊覧船事故対策検討委員会は2022年5月27日の会議で、寒冷地を航行する小型の旅客船に対しスライダー付きの救命いかだ、もしくは浮器の搭載を義務化すると決定しましたー。ここで引っかかるのは「スライダー(すべり台)付」ってとこなんですよねー。現状でスライダー付の救命いかだは大型船舶用の物しかなく、小型船舶用のものが存在しないため国交省は国内の救命いかだメーカーに開発を依頼したという事です。
え~??? 小型船舶にスライダー付の
救命いかだなんて作るの無理なんちゃう!?
そうなんですよ!!
知床遊覧船事故対策検討委員会のメンバーの方は、小型船舶に乗ったことない方ばっかりなんですかね? スライダー付は無理ですよ!! 普通の救命いかだでいいですやん!! 国交省、メーカーに開発を依頼って、完全なるむちゃぶりですよ!! なぜ小型船舶にスライダー付の救命いかだが作れないのか、をご説明していきますー
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知床遊覧船事故対策検討委員会、机上の空論を打ち上げてしまう
第3回知床遊覧船事故対策検討委員会の様子
2022年5月27日に行われた第3回知床遊覧船事故対策検討委員会は国土交通省4階幹部会議室で行われたとのことです。なんですかねー、この雰囲気。。。海も船も感じることが出来ない会議室で、スーツを着た方たちが議論を交わして出した結論が、寒冷地を航行する小型旅客船に対しスライダー付の救命いかだ、もしくは浮器※1の搭載の義務化でした。今回の事故は海水温が非常に低かったことで海に落ちた方たちがすぐに意識を失ってしまったのではないかと推測されていて、それならと体を濡らすことなく救命いかだに乗り込めるようにスライダーの付いたものにしよう、それを義務化だ!!という流れだったんでしょうけど、そもそも小型船舶用の救命いかだはあっても、スライダー付何てものは国内ばかりか海外にも存在していません。それならと、国交省は国内の救命いかだのメーカー2社に新規開発の依頼をしたといいますー。完全なるむちゃぶりってやつですよ! 海に出て小型船舶に乗ったことのある人なら容易に、小型船舶にスライダー付の救命いかだなんて作りようがない、という事理解できるはずなんですけどね。。。知床遊覧船事故対策検討委員会の方たちは想像力が及ばず、だったようです。
ちなみに第3回知床遊覧船事故対策検討委員会に出席された方たちはコチラで確認できますよ
※1 浮器とは海に落ちた人が沈まないようにつかまるための浮力のある大きな浮板のことです。
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大型船舶用にはスライダー付の救命いかだがあります
スライダー付救命いかだ/オーストラリア製
このスライダー付の救命いかだはオーストラリアのメーカーの物です。動画を見ていただくとわかるのですが、船がかなり大きいですよね。そして船の避難口から水面まで相当の高さがあります。水泳が達者な若い方なら難なく飛び込めるかもしれませんが、泳げない方だったり、高齢の方にはたとえ救命胴衣はつけていたとしてもこの高さを飛び降りろというのはなかなか無理がありますよね。そこでこのスライダー付の救命いかだが効力を発揮するわけですよ。まーこのスライダーは悪天候時には風でかなり煽られるみたいなんですけどね。。。日本ではスライダー式よりも垂直降下乗り込み式のシューターを利用するのが一般的のようです。
スライダーにしても、垂直降下のシューターにしても、船の避難口もしくは甲板から水面までの高低差を利用しているんですよ。
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小型船舶用のスライダー付救命いかだが存在しない訳
こちらをご覧ください。これは静岡県立漁業高等学園の生徒さんたちが、海洋実習で膨張式の救命いかだの使用方法を学んでいる様子ですー
小型船の大きさと、救命いかだの大きさを比較していただければ一目瞭然ですよね。
これのどこにスライダーが
取り付くって言うんですか!
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小型船舶の場合、さーいよいよこの船沈んでまう。。。という事になったら、生徒さんたちが実習されているように一度海にはいってから救命いかだによじ登るしかないんですよ。寒冷地で同じことが出来る決意がある方だけが今後は観光船に乗るべきなのかもしれません。高齢者の方たちはこの動画の生徒さんたちみたいには絶対に出来ないと思うんですよ。
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まとめ
国交からむちゃぶりされた救命いかだのメーカーの方たちどうされますかねー。「そんな無理難題。。。」といって突き返すんでしょうか? それとも別の何らかの方法を編み出すかもしれませんけどね。いうてもプロの方たちですから。ボクなら、膨張式の救命いかだを船の上で展開して、そこに乗り込んでしっかり密閉した状態にして船が沈むのを待つというシェルター式の救命いかだにする方法がいいんじゃないかと思います。その方法なら濡れずに乗り込めますよね。まーそうなると船上にある程度のスペースが確保できないといけませんけどね。 とりあえず今回、国交省が決めた小型旅客船にスライダー付救命いかだの搭載は無理なので、観光業の方たちはみな浮器を搭載されることになると思いますー
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